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朝ドラ〜出逢った一冊 

2014年06月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

久しぶりに見始めたNHK朝の
連続テレビ。
私にとっては、ここからもまた
新たな一冊との出会いが始まったので
嬉しく思っている。
視聴率も好調のようで、ドラマで観る
これからの展開がさらに楽しみになって
きているところ。

「花子とアン」が放映されるように
なって花子役の村岡花子氏が翻訳家・
児童文学者として生きる姿と腹心の友と
される蓮子の二人の生き方がどのように
描かれていくか…
激動の時代を個々で起きる混乱を
さわやかなエッセンスを効かせながら
見せていくのはさすがNHK!
丁寧な仕立ての良さを感じるドラマだと、
楽しみに私も今年は毎朝テレビの前にいる。

「アンと花子」が始まって以来、
花子の生涯より後に白蓮の名で歌人として
生きた葉山蓮子の生涯に魅かれ、この本と
出会った。

日本の女性史家、ノンフィクション作家で
ある永畑道子氏の「恋の華・白蓮事件」で
ある。
(最近、手にしたI-Padのアプリから
ダウンロードしての初の電子書籍に
挑戦であった)

永畑道子氏は熊本日日新聞社会部記者を
務めたあと…
50代以降、柳原白蓮、与謝野晶子、
波多野秋子など、大正期の恋愛事件に
関わる女性を描いたものが多いとあるが
そこは女性記者が見る歴史観で描いている
だけあり、ドロドロとした心模様、
性描写などがなく、明治・大正・昭和史を
それ相当の取材を重ねた末、抑えた高揚感で
仕上げていると思える。

読み終わった瞬間、タイムスリップして
いた明治・大正・昭和から帰還した
不思議な面白い体感も味わった。
少々かぶれ気味の私は、白蓮という一人の
女性を追って旅がしたくなった。

理想とは何か、女権とは何か。
(これは永遠のテーマかも)
真摯な問いを辿りながら、明治・大正・
昭和の時代の女たちの生き方を見せて
くれる一冊。
作者の永畑道子氏は、記者としての目を
持つ山崎豊子氏とは経歴も同じみたいだが、
風貌としては山崎豊子氏と違い、柔らさ漂う
女性史家、ノンフィクション作家のようだ
(一時期、ワイドショウなどの
コメンテーターとして出ておられ、
お顔には見覚えがあった)

この本の「あとがき」に記されていた
一文に…
白蓮を言い表した言葉として
「マグダレのマリアとサロメ。
聖と淫を併せ持つ女」と。

言い得ていると、納得した。

現在、氏の出身地・熊本県荒尾市の
資料館では、白蓮事件の離縁状、歌人と
して詠んだ歌などなどが展示されている。
5月の来館者数が去年に比べて倍増し、
早くも朝ドラ効果が出始めているらしい。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/
20140612/k10015168981000.html

【独断と偏見】
白蓮の当時のお顔も見ると確かに美人さん。
演じられるならこの人かな(!?)と、
今は亡き女優・新玉三千代さんの
お顔を思い出してしまった。

今後の朝ドラの展開がさらに楽しみになった。

今日はこれにて…ごきげんよう、さようなら



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読み終えましたか!

秋桜さん

おつかれさま。
わたしは林真理子著で白蓮事件を知りましたが
そちらの著者も関心が出てきました。
素晴らしい読後感ですね^^

2014/06/17 18:59:27

今日は観ました

吾喰楽さん

こんにちは!

今回の朝ドラは、結構、人気があるんですね。
「花子とアン」に限らず、朝ドラや、大河ドラマは、観ていません。
でも、朝ドラだけは、週に1〜2回くらい観るでしょうか。
朝とか、昼にです。
葉山蓮子については、たまたま、女学校に入学した回を観ていました。

>村岡花子氏が翻訳家・児童文学者として生きる姿と腹心の友とされる蓮子・・・

ちょっと、意外でした。
と云っても、筋書きは、ざっくりとしか知りませんが。

2014/06/14 13:32:58

物凄い一生

さん

彩さん こんにちは。

「花子とアン」で蓮子さんは誰がやっているの?
どんな方だろう?と検索してみたらまだ封建色が強かった時代に、ままならぬ思いや屈辱を感じながらも、それに負けない鋼の根性と愛に賭ける奔放さも兼ね備えた美人だったみたいね。
頭も相当に切れたみたい。

彩さんが夢中になるのもなんとなくわかったわ。
しかしマグダレのマリアは奔放な娼婦性を持って後に改心した女性だし、サロメは奔放で残酷さももつ悪女のイメージ、凄まじい女性力があったのかもしれないわね?
なんか負けそう〜

2014/06/14 12:36:32

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