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ピザパーティー 

2014年05月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


























昨年から仕事仲間に加わったHさんは、嬬恋村の貸別荘の後を改造して立派な住居にして定住しているが、庭には自分で製作した自慢のピザ窯がある。以前からそこでピザをご馳走すると話していたが、いつもの私のおしゃべりが高じて仲間たちの耳に入った。「ピザパーティー」の話はすぐに決まる。こういう時、仕切り役は何事も有利に物事を決められるのであるが、当然のように日程は私の休日となるのであった。
 
昨日、かねてよりの段取り通り、仲間のY夫妻のお迎えを得て私たち夫婦はH邸へと向かった。嬬恋村のある別荘地の最奥に位置する彼の住処は、庭の向こうに広がる森の新緑が真っ盛り。あいにくの曇り空で今にも降り出しそうな空模様だったが、もしもの時に備えてデッキの上はシートが張られていた。60代、70代の中に、20代の青年男女も加わって、それぞれが持参した材料で様々なピザが出来上がる。Hさん夫妻がてんやわんやの忙しさで動き回るのを目で追いながら、Hさん自慢のフランス産赤ワインが何度も喉元を通り過ぎる。何種類ものピザを味わいながら、もちろん口も滑らかに回るのであった。
10数人が集い、おしゃべりと笑い声はどんなに大きくなっても、ここで迷惑をかけるのは森の精くらい。静かな森の中で流れる川の水音が情緒を醸し出すこの場所なのに、その川の音も談笑にかき消され、寒いからと部屋の中に移ってからは、Yさん得意の「オワンダシー、チャワンダシー」が出る始末となり、笑顔、笑顔の中で幸せなひと時を過ごすことができた。
 
ここに来て出会う人の多くは、すでに第一線を退き夫婦で人生後半の生活を営んでいる。
中にはパートナーを亡くして一人で暮らしている人もいるが、いずれにしても世にいう高齢者である。しかし私が見る限りその高齢者たちは元気がいい。そして見る限り仲の良い夫婦のように見える。家族という人間関係において、選び選ばれてできた夫婦は「一心同体」と言われるが、果たしてそうだろうか?「別体同心」という言葉があるそうな。それぞれ生きてきた環境も好みも違い、それぞれ違う感覚をもつ二人が同じ方向性をもって信じて生きることを「別体同心」という。私たち夫婦はどうやらこの「別体同心」に近いようだ。笑いの渦の中で見る老カップルは、長い人生経験を経て、この地を終の棲家に選んだ点では共通点がある。静かな緑の中で響き渡る笑い声とこぼれるような笑顔が今も目の前に浮かんでくる。まったく、人生は素晴らしい。
 

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