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尺八と横笛吹きの独り言

荒川土端打唄 

2013年11月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●金曜日での民謡練習 

あと少しでお正月・・・・と思っていましたら、まだまだでした。
今日がボランティア民謡出動、今月23日が民謡祭り(17〜8曲吹奏)、12月1日は在籍している民謡会(埼玉第2連合の支部)の全員合唱で荒川土端打唄(あらかわどはうちうた)、15日にまた一つボランティア民謡が入りました。
●金曜日での練習会課題曲(参加人数が少なく12〜3名、尺八はfue1名でした)
黒田節・武田節・宮城長持唄・入間馬子唄・箱根馬子唄・音戸の舟唄・八戸小唄(fue唄)・東祖谷の粉挽唄(fue唄)・秋田草刈り唄・吾野機織り唄・岡崎五万石・謙良節・米山甚句・越中おわら・九十九里浜大漁木遣り唄・・・・などでした。
fue尺八は孤軍奮闘。
・岡崎五万石は久しぶり(篠笛でやってみました。篠笛教授試験の時の課題曲で難しい。歌手の邪魔をしないよう、しかし笛がまだぎこちないなあ)
・越中おわら・・・・私にちょっとあやふやなところがある。練習せねば・・・・
・八戸小唄・・・・今日のボランティアで歌わなくてはいけない。三番まで歌詞をみないで歌えるかチャレンジ。35回民謡祭り(小沢千月さんが来られる)でも歌わないといけない。            
・東祖谷の粉挽唄・・・・fue唄です。来年1月26日(市民謡連盟の発表会)に歌います。
そろそろ準備。三味線さんの準備もあってこれを歌ってみました。三味線が一回目は三味線が乱れました。もう一回・・・・♪・・・・嫁じゃ嫁じゃと・・・・なんとか。

 
●「荒川土端打唄」
「あらかわどはうちうた」と読みます。なんどか吹いている曲で、歌われている方も多い。荒川の堤防を造成するための作業唄。土端(どは)とは土のはじっこの意味。
機械工学の分野でも端(は)ジャーナル(軸受け)というのが機械設計の教科書に出てきます。棒材のはしっこを支える軸受けのことを端ジャーナルという。
荒川の河川敷に土手を作るのに・・・・横1列に大勢が並んでかけ声とともに棒でペッタンペッタンとたたいて土を慣らした時に唄う。唄がなければ、作業が進行しないし土手がうまくできない。民謡発祥の原点の唄だ。
ソーラン節も節に合わせて、ある節がはじまると・・・・一気に網を引き上げる。
12月1日(日)に岩槻まで行って合唱(30名ほど)だ。支部からテープだけ送られてきて、ぶっつけ本番だ。男性は7寸のオクターブ下で唄う。

●♪ 荒川土端打唄の歌詞
 淵蓮璽疋奪灰ぁ.疋奪灰ぁ
ならしナーヨ ソレ ならせよ ソーレナ 土端棒でならせヨー
(ハードッコイ ドッコイ)
ならしナーヨ かけなきゃ ソーレナ そうだよ 土端じゃないよ
■(まずは土端棒で慣らす。「かけなきゃ」土端打ちじゃないと言っている「かけなきゃ」とはどういう意味でしょう?土をかけるという意味かイナ?)

◆淵蓮璽疋奪灰ぁ.疋奪灰ぁ
咲いたナーヨ ソレ 桜に ソーレナ なぜ駒つなぐヨー
(ハードッコイ ドッコイ)
駒がナーヨ 勇(いさ)めば ソーレナ そうだよ 花が散るよ
■(桜の木に馬をつなぐが、土端打ちであまり騒ぐと馬が勇みその勢いでつないでいる馬が騒ぎ、せっかくの桜の花が散ってしまうよ・・・・との意味かな)

(ハードッコイ ドッコイ)
戸田のナーヨ ソレ 渡しで ソーレナ 見かけた娘ヨー
(ハードッコイ ドッコイ)
主をナーヨ 迷わす ソーレナ そうだよ 投げ島田よ
■(戸田の渡しで投げ島田(遊女風の結い)を結った娘を見た。あれは主人(男性)を迷わすなあ)

●この唄は、埼玉県戸田市に伝わる唄で川の土手の改修工事や築堤工事の作業唄である。作業全体を大まかに唄うものと作業工程によって唄を替えて唄うものとがある。
(秋田・民謡企画 日本の民謡より抜粋しました)
●川の堤防を補修するために、近郷近在の人々が集まって堤防の土を突き固めるのだが、その時の唄。こんな言葉があるかどうかわからないが、いわば「水防歌」なのだ。
http://www.quon.asia/yomimono/business/region/2009/01/31/1427.php

●土端を土羽という「あて字」を使うこともある。
堤防工事の仕事唄。「土羽(どは)棒」と呼ばれる長さ4尺ほどの木製の棒を大勢で叩きながら、土手を固めていく。そのときに作業の統一をはかるために唄われたのがこの唄。

●土羽打ち唄(様々な唄い方、その唄の呼吸の合わせ方があるのですね)
長時間この慣らし作業を続けるには、リズム、唄いながら休む、団体の団結・・・・それらが一体になると連続作業ができる。うまいことを考えたものだ。そこに民謡の原点がある。
連続作業をどうしたら長時間にわたり気を合わせられるか・・・・単純な作業が飽きないように・・・・そこに民謡が生まれたのですね。
・細い丸太の棒で堤防の法面(斜面)をたたいて固める仕事です。重ねた土をまず軽くたたいて落ち着かせるのが「ならし」という作業です。体を前に折って、土羽棒を連続的打ちます。これに対し、土羽棒を肩の上まで振り上げて、力いっぱいに打ち固める作業を「本打ち」といいいます。本打ち作業では、音頭取りが唄をうたっている間は足踏みで土を固め、ヤ声のところで棒を肩まで持ち上げて本格的に力を入れて打ちます。反対に音頭取りは、音頭のところで力一杯うたい、ヤ声のところで呼吸を休めます。このインターバル方式によって、音頭取りも、作業員も長時間働けることになります。なお唄の一節中に本打ちを一回するものを「一つ打ち」、二度続けてするものを「二つ打ち」といっています 
http://www.geocities.jp/jigatameuta/p008dohautiuta.html

●土手普請
「土羽ならし」から「土羽打ち」と進む。土羽棒は長さ四尺。今の野球のバットより一尺位長く、持つ所が太い。
・藁で作った三尺真四角のモッコで、五十貫以上の泥を担いだ。それを運んであけて、小さな鍬で刻んだ。土手を作るには、親方がいて、形を作る人がいた。これは老人で熟練した人が行う。ジョレン(鋤簾)で形を作る。その後、土羽打ちをやった。この土羽打ちは若い娘達の役だった。土手の高さは今の堤防の小段くらいまでだった。
http://www2.accsnet.ne.jp/~kamey/chosa_memo/s540915.html

●改修工事と人々
機械化の一方で、人力に頼る部分も多かった。築堤工事の場合、広い作業場であれば土砂の運搬は蒸気機関車が用いられましたが、そうでなければ人力や牛馬を動力源とするトロッコが使用されました。いずれの場合も運ばれた土をならし固める作業は人力でした。現場監督は内務省の者でしたが、作業員は現場付近の農家などから多くの人が動員されました。土を固める作業には「土羽打ち」「タコつき」があります。土羽打ちは堤防の斜面
部を固めるために5尺程の長さの土羽打ち棒を手に20〜30人が一列になって作業を行います。タコつきは堤防上部などの平坦部を固めるために石ダコと呼ばれる円盤状の石に網をつけたものを8人位で同時に引っ張り、弛めたときに落下する石の自重により地面をつき固めます。
  杭打ち作業は高いやぐらを組みますが、原理的にはタコつきと同じで、数人が共
同で綱を引いて行います。
このような作業は、堤防が強化された昭和30年代中頃まで続いていました。作業中は単純な労働に飽きがこないように「土羽打ち唄」などの作業唄が歌われました。

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