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「日中韓首脳料理サミット」 

2013年10月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

 英語で「summit サミット」という言葉がある。山頂、頂上を意味する。
 転じて、「頂上会議」を指す。すなわち、国家や団体の最高責任者による会議のことだ。

 サミットの中で著名なものは、何と言っても、主要国首脳会議である。

 主要国首脳会議は、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本、ロシアの8か国の首脳及び欧州委員会の委員長が参加し、年1回開催される。主要8か国首脳会議、G8( ジーエイト、"Group of Eight"の略)ともいう。
 G8では、主に経済と政治問題が協議される。
 
 世界の経済や政治がグローバル化の度合いを強めている今日、サミットで、顔を突き合わせて協議することにより、信頼感の醸成とはいかずとも、相互理解は図られる。これだけでも、メリットは大だ。


 向こう三軒両隣の日本、中国、韓国の日中韓においても、サミットはある。日中韓首脳会談がそれだ。
 2008年から、各国持ち回りで年に一度開催され、昨年は、5月に中国の北京で開かれたのだが、今年は、まだ開かれていない。
 
 もう10月に入ったというのに、一向に日中韓首脳会談が開催される気配がない。

 それどころか、今、日中韓の外交関係は、戦後最悪の状況下にある。

 昨年の12月からわずか3月足らずの間に、日中韓でそれぞれ政治体制が変わり、新しい政権が誕生したにもかかわらず、日中、日韓の間で、首脳同士の就任挨拶及び会談が行われていないのだ。

 向こうから日本の方には、挨拶に来ようとしないし、日本から挨拶に行こうとすれば、来ないでくれと言う。

 この間、安倍首相は、去る9月5日、ロシアのサンクトペテルブルクで開催の20か国・地域首脳会議(G20)の場で、中国の習近平国家主席、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と相次いで立ち話をした。

 しかし、これは、あくまでも数分間の立ち話にしかすぎない。

 日中、日韓の間で、きちんと首脳同士の就任挨拶及び会談が行われなければならない。
 
 首脳会談については、中国は、沖縄県の尖閣諸島をめぐる日中間の領有権争いの存在を日本が認めない限り、首脳会談には応じないとの立場である。韓国は韓国で、歴史問題などで日本側の前向きな対応がなければならないとしている。

 首脳会談の当事者である中国と韓国が、相手方である日本から事前に色よい返事をもらわない限り、首脳会談には応じないというのだ。
 最近の両国の態度にかんがみれば、中国も韓国も、国そのものや人そのものが変わってしまったかのようだ。実に困ったものだ。

 
 中国と韓国が日本との首脳会談の開催に前提条件をつけてしまった以上、このままでは、首脳会談は永久に開けない。
 日本が事前に色よい返事をすることはできないし、中国と韓国は、前提条件を撤回することはできないだろう。海越しににらみ合ったままで、いたずらに時間だけが過ぎていく。

 どうするか。

 そこで、提案する。

? 今年の日中韓首脳会談は、首脳会談という形式でなく、「日中韓首脳料理サミット」と銘打って、日中韓以外の国で開く。
  
? 「日中韓首脳料理サミット」は何のために開くか。それは、「復興五輪」を開催理念とする2020年オリンピック東京開催決定おめでとう、である。
 
? 開催場所は、日中韓の政治情勢に密接不可分の利害関係を有するアメリカとする。アメリカの中でも、日本街、中華街、コリアタウンが共にある地域、となれば、アメリカ西海岸のうちの適地がいい。

? 「日中韓首脳料理サミット」では、堅い話は抜きにして、日中韓の美味しい料理やお酒をお互いに褒め合いながら、楽しむ。もちろん、日中韓三か国のトップシェフによる極上の料理やお酒が用意される。

? 日本の安倍首相、中国の習近平国家主席、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の3人に、アメリカのオバマ大統領が大いに飲み、食べながら、「2020年オリンピック東京開催決定おめでとう」そして「東日本大震災からの復興の加速」について語り合うのだ。
 
 人間は、いろいろな欲を持っているが、誰でも、共に美味しい料理やお酒を楽しめば、それなりに理解し合えるというものだ。

 サミットは大いに盛り上がり、お開きとなる。ホスト国のオバマ大統領が最後にみんなに聞いた。
 「私たちは仲良くできますか」
  
 「イエス、ウィー・キャン(我々はできる)」

 みんなが声を合わせて答えた。



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