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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

美しい街に住みたい 

2013年09月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 私たちが現在住んでいる日進市に竹の山と呼ぶ地区があります。
私立大学も集まっていて、新しい土地のお洒落な街として
近年人気が高まっています。
人口が急増し、新しい小中学校も開校しました。
 



 
 私たちは時々そこに買い物やランチに出かけるのですが、
人気の街という割には魅力もなく、何か違和感を覚える街の様子に
いつも落胆してしまいます。
お洒落で潤いのある街とはとても言えません。
 
 と言うのは、住宅地なのか商業地なのか判然とせず
住宅とスーパーマーケット、レストラン、電器の量販店とかが
入り混じって並んでいるのです。
活気があるといえば、そうかも知れませんが
雑然として緑も少なく、私ならそんな所に住みたいとはつゆ思いません。
 
 土地区画整理組合が住宅と商業施設を一応区別して
売り出したようですが、元々広大な土地ではなかったので
全体としてはそれらが互いに接近し過ぎる結果となって、
まとまりのない雑居状態が出現してしまったのです。
 
 住宅地と商業地が明確に区分されたオーストラリアの
静かで美しい街に長い間住んで日本に帰って来た私たちにとって、
この雑然さ、醜さの原因はただ単に土地の狭さだけではなく、
住む人や役人、事業を展開する人たちの
街並みの美しさやアメニティへの感覚の差が大きいと感じます。
 





 
 例として挙げた竹の山に限らず、私たちが住んでいる地区の
中心の交差点は歩道の脇に雑草が生い茂り、まるで廃墟。
ゴースト・タウンの様相を呈しています。
子供のための公園の芝生は手入れされず、「草ぼうぼう」。
民家の前の歩道ですら雑草が伸び放題なのです。
 



 
 私は日本人の美意識と公共の規範は決して劣るとは思いませんが
それらの集積・総合としてのひとつの結果、
すなわち街並みの美しさとアメニティにつなげる意識が
やや薄弱なのだと思います。
 
 日本は国土が狭いという決定的なハンディキャップはありますが
狭いならなおさら隅々まで手が届くのですから
それに働き手に困ることもないわけですから
とりあえず、街や公園や空き地の雑草を一掃して
美しい街づくりの第一歩にして欲しいものです。
そうすれば、住居と商業施設が混在する醜い街も
やがてなくなると思うのです。
 

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