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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜
日本にもラウンドアバウト
2013年03月04日
テーマ:テーマ無し
一時帰国中の日本ではマイカーがないので、
必要な時はレンタカーを利用しています。
日帰りの利用で小型車なら嬉しい3千円以下の料金です。
公共交通機関を使うより便利な上、安くなるので
使わない手はありませんね。
先日、日本でもラウンドアバウト(Roundabout)の交差点が
生れたというニュースがあって、興味深く読みました。
ラウンドアバウトというのは
車が周回する信号機のない円形交差点のことで、
長野県に生まれたその交差点はわざわざ信号機を撤去して
生まれ変わったといいます。
私が初めてオーストラリアで車を運転した10数年前、
このラウンドアバウトはとても合理的で安全な方法だと思い
日本でも普及して欲しいいと思ったものです。
このブログ、2012年2月21日投稿の「道路事情お国柄」でも
オーストラリアのラウンドアバウトについて、詳しくご紹介しましたので
そちらもお読み下さい。
オーストラリアの場合は、日本と同じ左側通行ですから時計回りで
周回中の車、右からの車が優先。
右左折のシグナルは日本では左折の合図で進入、退出しますが
オーストラリアの場合は左折なら左折の合図を出して周回路に進入し、
初めての出口でそのまま出る(これは日本と同じ)。
直進なら合図を出さずに進入して周回路を出る一つ前の出口を過ぎたところで左折の合図を出して目的の出口から出る。
右折なら右折のシグナルを出して周回路に入り、
出る一つ前の出口を過ぎたら左折の合図で出ることになります。
一周すればUターンも可能ですね。
2車線以上の道路の場合、ラウンドアバウトに進入する際、
直進や右左折車の車線が路上の矢印によって制限されますから要注意です。
また、周回路の中や出口付近で車線を変更することは禁止です。
信号交差点なら、他に通行する車両が全くなくても、
信号が「赤」なら停車して「青」に変わるのを待たなければなりません。
不合理ですね。
また、ラウンドアバウトでは進入する際に
どうしてもスピードを落とすことになりますから、安全です。
また、信号機と電気代不要、排気ガス削減にもつながります。
と、良いことずくめですが、実際にはオーストラリアでは
正確にシグナルをだすドライバーはとても少なく、
私など、やはり今でもラウンドアバウトでは神経を使います。
さらに、オーストラリアでも交通量が多いラウンドアバウトは
信号交差点に変更することが良くあります。
久しぶりに日本で車を運転すると、信号交差点が多過ぎて
走っては止まり、走っては止まりで不愉快になってしまいます。
T字路で優先関係が明白な交差点にまで「ご丁寧に」信号があると
お役人の予算分捕り合戦の結果かと訝しむのです。
日本でも、もっとラウンドアバウトが普及すると良いと思います。
>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)
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