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尺八と横笛吹きの独り言
絶えず流れる水のごとし・・・・そんな気もする。
2012年10月22日
テーマ:テーマ無し
●昨日(21日)、演奏会「最終下合わせ」がありました。
「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。・・・・朝(あした)に死に、夕べに生まるるならひ、ただ、水の泡にぞ似たりける。」
これは鴨長明の方丈記の有名な一節。自分の行動は・・・・流れに生まれる泡のごとく、出ては消えまた生まれる千変万化。それがどうした。二度と同じものはなくただただ流れているだけ。無常であり、それが人生だ。秋が少し深まると、そんな事を考えるモンダ。
長明さんは将来を約束されたいわば貴族(下鴨(しもがも)神社の神主の息子)であったが、多くの災害や欲のうずまく世情をこの目で見て世の無常を感じ・・・・3平方メートル(3m四方)の方丈(ほうじょう)で方丈記を執筆した。
彼は62歳で没しているが、誰かさんはそれよりも3年も長生きしている。(それがどうした)
●本番2週間前だ。
練習曲第1番・都踊・つむぎ唄・軒の雫・石薬師・みちのくの旅・鈴虫・合竹の賦
小さな市の図書館分室二階。10月中旬というのに暑い。風が抜けない・・・・
クーラはもう入らない。窓がわずかしか開かない。扇風機が欲しい。蒸し暑い状況での下合わせだ。
遠いい方は荒川区、千葉県からも参加されている。
オープニング曲の「都踊」は気持よく吹けました。
参加13名、時間は12時?17時。二階で音を出しているので、音が漏れて下の図書室に筒抜けだ。防音効果はない。「いい音ですね・・・・」と言ってくれればいいが、「うるさい」と言う方もおられるでしょうに・・・・
立奏にするか、座奏にするか・・・・挨拶のポイント。当日の集合時間、色紙の色。
当日は地元の中学生も参加される。会費の確認。様々な確認がありーの、そして練習がありーのでした。暑かった・・・・
●「軒の雫」の演奏順がやってまいりました。箏1名、三絃1名、尺八は私、尽雪が一人だ。3名による三曲合奏。宮城道雄さんの曲。
およそ30回は吹いているが、吹くほどに良い曲だ。今日の出来は55点だね・・・・
まずまずかなあ・・・・弾き初めの間はマズできた。
録音したのをあとで聞くとマズイところがわかる。
〆能蕕離譟爾慮紂≫靴硫擦鯊圓辰・・・・間が音無だ。伸ばしていいのでは・・・・
流れになっていない。
∪瓠垢縫織鵐ングのツ音が入っている。耳障り。
O続音にたどたどしいところがある。
ぐ豌擦離侫ニッシュに気が入っていない。最後まできれいに音を消す。
ネ淪函△匹海農垢蠑紊るのか・・・・それが見えない。
Σ擦任垢辰りしない音がある。
本曲でも言えることだ。
100箇所の音をどこも気を抜かずに大切に吹くことだ。
ほぼ間違わずに吹ける、箏の音もよく聞こえる。後は音色の問題。
55点から60点までいけるかしら??
こうやっても、本番の赤い毛氈の舞台ではこれが40点になる。
それはいつも腹づもりしている。
●調弦中だ。中学生の娘さんとお母さん(師匠の奥様)。調弦中。10数年前はまだヨチヨチ歩いていたかも知れないなあ。お嬢さんも、プロの演奏家について箏の演奏家をめざしているようだ。
ご両親が尺八と箏の奏者、お爺さんが尺八奏者・・・・すばらしい環境にいますね。
●演奏会のプログラム完成しました。(表だけカラー印刷)
部数が200部。プロは琴音さんからのアドバイスでワードからエクセルに変更してみました。ここまで完成するのに、多くの推敲と修正をしました。
アナウンサー原稿もほぼ完成しました。少し修正して担当者に送信するだけ。
●20日(土)は新宿に寄りました。新宿西口から撮ったスナップ。どこか未来都市を彷彿する。
●「よろず相談会」にぶらり寄りました。
予期しない事もあるようで、「よろず相談会」というのが催されていて、法律・遺産・相続・会計・年金・トラブルなどあらゆる専門家がそろって「よろず相談」を無料で受け付けていた。・・・・「渡りに舟」
私のブースは社会労務士の方がおられるブースだった。
「65歳、現在厚生年金を18000程度払い、年金をもらっています」「来年3月からの国民年金加入についてわからないのですが・・・・」
●結論
私も家内も国民年金は払わなくて良い。すでに二人とも60歳以上なので払いきっている。2号から1号への手続きもいらない(3号から1号への手続きも要らない)。厚生年金は払わなくてよくなるが、今度は健康保険に加入しないといけない。その場合、現在の全国健康保険協会に継続して2年間(期限付き)に入るか、国民健康保険に入るかどちらかだ。どっちが月々の支払いが多いか算出してもらえます。退職の前に関係部署に相談すること。
モヤモヤしている宿題でしたので、すっきりしました。
厚生年金が終わったら、また夫婦で国民年金に入るのかと思ったよ。簡単なことがわからねえですよ。
(夫婦とも60歳に達していなかったら国民年金に入るんだね)
ラッキーだね、無料相談だ。時々田舎から新宿に出るモンダね。
●仏像彫刻展を見学。
職場の同僚さん(嘱託勤務で昔は管理職でいわば支店長)が仏像彫刻を始めた。夜なべして彫刻するまでに傾倒しだしまして、仏師の先生について勉強しだしました。
来年は少し大きな仏像に挑戦するようだ。
●粗彫りの仏像
初心者の仏像彫刻なのだろう。なぜかこの仏像に目がとまった。
最初はこんなに粗彫りなんだ・・・・これがつやつやになるまで彫っていくのだ。
こっちのほうが新鮮に見えた。
●大和宗雲(やまとそうん)先生による仏像。
全国かけめぐってお弟子さんに仏像彫りの技術を伝授されている方らしい。
同僚の方の師匠先生の作品。
みごとな作品だ。圧倒されるね。思わず手を合わせたくなる。
尺八をやっていなかったら、こんな道に行っているかも知れないなあ・・・・
こっちも奥が深い。何をやっても奥が深い。
「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。・・・・朝(あした)に死に、夕べに生まるるならひ、ただ、水の泡にぞ似たりける。」
なにをやっても、今を後悔しないようにやることでしょう。
●両国国技館まで民謡民舞全国大会に行きました。
「みいにゃんママさん」の舞台に偶然遭遇しました。
四日間の大会で三日目、よろず相談や仏像彫刻を見て両国。帰ろうと思ったその瞬間、お名前を見て・・・・ありゃ「日向木挽き」(ひゅうがこびき)日本一の「みいにゃん」さんだ。
録音してデジカメのシャッターを押しました。
「あらああ・・・・出てたのねえ・・・・」
日向木挽き・・・・確か3寸管の高音。時間制限で1番だけ・・・・ウーンちょっと実力が出せなかったねえ・・・・2番まで唄いたかったろうに。
舞台までいって握手してこようかと思ったが、見つからずに失礼しました。
偶然があるねえ・・・・ぜんぜん予期していませんでした。
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