メキシコの猫

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風に漂うおなら

2012年07月12日ナビトモブログ記事
テーマ：風に吹かれて

　昨年末、カンクンで飼った猫。鮮やかなカラーが斑のように体を包み込んでいるカラフルな感覚は日本人の私のイメージからはみ出していました。
　表情もチットモかわいらしくなく、どこか時空の片隅を見透かしているようで、無表情です。でもその姿からは何かから後ろにあるものを守るように、身構えているようにも見えます。
　おまえ、何を大事にしているんだ？。自分の体を透かして、その後ろを見ているような２匹に魅入られるように気になって仕方なく、カンクンの異文化に触れた香りというかその新鮮な時間を手に入れたくて、立ち去ることが出来ませんでした。で、買うことにしました。
　
　２匹を買ったのは市場の端っこの小さな雑貨屋。値段を聞くと思ったより高い。手持ちのお金があまりなく、２倍以上する。。。思い切って帰りのタクシー代を引いた有り金すべてで売ってくれるように頼むと、ダメだと。いやどうしてもと言い寄るが相手にされず。日本の飴をあげたり、扇子で扇いであげたり、気を引こうと粘り続けた結果、あきれて知らん振りしていた奴も、泣く泣くＯＫ。
　購入してからは、可愛そうな奴と思ったのか、どこから来たのか、名物は食べたかとか、色々話しかけてきて片言の言葉で話が弾んで仲良しに。。。
　帰り際、Somos pobre amigos（われら貧乏な友達）といって一緒に写真をとることに。
　ほんとにいい奴だった。。
　投売りで、後で親方に怒られてないかな？