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筆さんぽ
「勝ち組」「負け組」
2024年04月29日
テーマ:筆さんぽ
Sさんと雑談した。 オレは、高校を卒業してちいさな運送会社に勤めた。 職場で知り合った事務の女性と結婚して幸せな日々を過ごしている。 飲み会で、同窓のKさんに罵られるように言われた。 キミは「負...
物語は人の心を映す
2024年04月28日
テーマ:読書案内
『おおきな木』 (作・絵・ シェル・シルヴァスタイン/訳・村上 春樹/あすなろ書房 ) という絵本がある。 いつも木の傍らで無邪気に遊ぶ少年。それを見守る木。 しかし、成長とともに少年は、 木に「お...
Such is life
2024年04月27日
テーマ:筆さんぽ
バスとはいうけれどひどくおんぼろで、窓にはガラスがなく、入り口にはドアがなく、年増太りの古猫のような腰をふりふりあちらへよろよろ、こちらへふらふらしながら走ってゆく。 タイの北の少数民族を訪ねた...
言語(ことば)で、自分と世界をつかまえてる
2024年04月26日
テーマ:筆さんぽ
年を重ねると、話がくどくなる。 亡き母がそうで、「その話、聞きましたよ」と指で数える仕草をしても、堂に入ったもので平然としている。 こういう人を「エンドレス人間」というそうである。 なんでも、繰...
連載「バンコクカフェの女」(5最終回)
2024年04月25日
テーマ:連載物語
賞金と掛け金が手に入った。大金である。 賞金と掛け金を合わせた大金が手に入った三人は、勝利のたかぶりがおさまると、頭も心もおだやかになった。 「どうしようかこの大金を」と伊藤さんが口火を切っ...