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吾喰楽家の食卓

冷たい小雨が降る日の寄席 

2024年01月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

昨日は、国立演芸場寄席の千穐楽を見に紀尾井ホールへ行った。
今年から、月2回の5日間公演になった。
好きな噺家の一人である、金原亭馬生がトリを勤めた。
他は、馬生の弟子である駒介(前座)、小駒(二ツ目)、馬治(真打)、そして春風亭柳朝(真打/以下同様)、金原亭世之介、柳亭燕路の7人の噺家が出演した。

寄席では、開演前に開口一番として前座、開演後に二ツ目、真打の順に高座へ上がるのが一般的である。
ところが、二ツ目の小駒の番に、真打の馬治が登場して驚いた。
馬治の出番のクイツキ(仲入り後の最初)に登場した小駒は、マクラで「兄弟子の都合」を強調していた。
格違いの遅い出番に、小駒は興奮していたが、兄弟弟子だから出来ることなのだろうか。

今回は、お馴染みの古典落語(道具や・真田小僧・紙入れ・時そば・堀の内・天狗裁き・笠碁)ばかりで、どの噺も楽しめた。
馬生の噺は、終わっても中々拍手が止まない、素晴らしい出来だった。
帰路、冷たい小雨が降っていたが、持っていた傘をささずに、キルティングジャケットのパーカーを被(かぶ)って麹町駅まで歩いた。
『笠碁』に登場する、傘の代わりに蓑笠を被って歩く、大店の隠居の気分になった。

   *****

写真
2024年1月20日(土)の昼餉と夕餉

お礼
「高齢者は冬を越すのが大変!」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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