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敏洋’s 昭和の恋物語り

[宮本武蔵異聞] 我が名は、ムサシなり! (十二) 

2023年07月01日 外部ブログ記事
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(修行 二)
 小坊主の殆どが商家の出であり、次男三男が多かった。わがままの許される家から戒律の厳しい寺へ移り、嘆き悲しむ日々を送っている。もしも実家に逃げ帰ろうものなら、己は勿論のこと、親兄弟、果ては親族たちのことまで非難の対象となってしまう。そんな彼らに対して、ごんすけが吠えた。「子をすてるおやなんていねえ! おやをすてる子はいるかもしれねえが……」
 自戒の念を込めてのごんすけの言葉に、沢庵和尚が手を打って小坊主たちに説き始めた。「よう言うた! その通りじゃ。みなそれぞれに親がある。されど、憎うてこの寺へ入れたのではないぞ。お前たちの先行きを案じての事じゃ。それぞれに事情は違うけれども、よくよく胸に手を当てて考えてみよ。今のお前たちならば、当時の親の心が分かろうというものじゃ」
「こんな言葉を知っておるかのお。『寵愛昂じて尼になす』これはのお、娘かわいさの余りに嫁に出すことができず、とうとう尼さんにしてしもうたということでの。かわいがりすぎては子のためにならぬと言うことじゃ。そして『兄弟は他人の始まり』とも言う。親の存命中は良いけれども、死んだ後になって諍うことになってしもうてはということでの。まあ、お前たちの殆どがやんちゃ坊主じゃからというのが、大方のことであろうがの」

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