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男はつらいよ 寅次郎恋歌 

2023年05月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、今日は〜!

主要7カ国首脳会議(広島サミット)も2日目。
世界のいろいろな問題をお互いの顔を見て、
話し合うのは、良いことですね。

ウクライナのゼレンスキー大統領が、
サミットに出席するため21日に訪日するらしいが、
ついでに、ロシアや中国も呼んで議論すれば、
良いのではと、思ったことでした。

今日の映画紹介は「男はつらいよ 寅次郎恋歌」。
BSテレ東で2023年5月20日(土) 18時30分〜放送。

いつの日か、理想とする女性にばったり出会い、
彼女との幸せな家庭を夢見ることから始まる
「男はつらいよ」シリーズの第8作目。

キャッチフレーズは、
”さくら泣くんじゃねぇ、兄ちゃんは、
 これで、幸せなんだよ!”

博(前田吟)の母が危篤という電報が入り、
博とさくら(倍賞千恵子)は岡山の備中高梁へ急いだ。
葬式の日、驚ろいたことに寅がヒョッコリ現われる。

葬式も済んで、岡山で生涯生活するという
博の父、諏訪ひょう一郎(志村喬)を一人残して
兄弟は去っていくが、ひょう一郎の淋しい生活に
同情した寅は一度は去った諏訪家に戻ってくる。

ひょう一郎は自分のこれまでの人生をふりかえって、
人間らしい生活をするよう寅に語った。

柴又に帰った寅次郎は、例によって自らが
理想とする家庭像をひょう一郎から聞いた話の
受け売りでおいちゃんたちに聞かせるのだった。

”たとえば日暮れ時、農家のあぜ道を
一人出歩いていたと考えてごらん…。
庭先にりんどうの花がこぼれるばかりに
咲き乱れている農家の茶の間。

明かりがあかあかとついていて父親と母親がいて
子供がいてにぎやかに夕飯を食べる。 これが、これが
本当の人間の生活というもんじゃないかね。…君!”と。

そんな時、近所の美人の未亡人、
貴子(池内淳子)が経営する喫茶店がオープン。

寅は、そこで店を切り盛りする貴子を目にすると、
足繁く通っては大嫌いなコーヒーを飲み、
貴子と家庭の幸福を分かち合うことを夢見るのだが…。

寅さん、いつも笑わせてくれますが、
笑いの中にも、必ずテーマがありますね。

「りんどうの花」が何かを暗示するように、
象徴的に使われています。
気ままに旅をする”自由”、それとも家族と暮らす”定住”か。

ひょう一郎が、寅さんに語った言葉の最後の台詞に、
”人間は、絶対に一人じゃ生きていけない。
逆らっちゃいかん。
人間は人間の運命に逆らっちゃいかん。
そこに早く気がつかないと、不幸な一生を送る事になる。
分かるね、寅次郎君”。
 
本作が製作されたのは1971年(昭和46年)。
日本は円切り上げに同意して1ドル360円から
1ドル308円になった時代。

映画の中でも寅さんがいつものように印刷工場の従業員へ。
”いよ!労働者諸君!折からのドルショックにもめげず、
今日も労働に従事してますか、ごくろうさん。ははあ、
秋のお楽しみセールか大変だねえ…”と、
時代の流れを反映していますね。

監督は山田洋次

P.S
・源公役の佐藤蛾次郎は交通事故に遭ったため、
 シリーズ全48作品中、本作のみ出演していない。
・森川信がおいちゃん役として出演したシリーズ最後の作品。
 彼のとぼけた演技や寅さんとのケンカのシーンは好きでした。



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