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LION ライオン 25年目のただいま 

2023年03月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日は『ホワイトデー』。
義理チョコもなかった私には何の関係もありませんが、
たくさんもらった人は、”お返しに何をあげたらいいの?”と、
悩まれたことでしょう。

そうか〜、悩んで頭が真っ白になるから「ホワイトデー」。

今日の映画紹介は
「LION ライオン 25年目のただいま/Lion」。
BSプレミアムで2023年3月14日(火)13:00〜放送。

インドで迷子になった5歳の少年が、25年後に
Google Earthで故郷を探し出したという実話を、
映画化したヒューマンドラマ。
2017年4月に観たときの感想文です。

キャッチコピーは、
”迷った距離1万キロ、
 探した時間25年、
 道案内はGoogle Earth ”。

舞台はインドのスラム街。
5歳のサルー(サニー・パワール)は
兄のグドゥ(アビシェーク・バラト)に連れられて
小さいながら、列車に飛び乗り、石炭を盗み、
引き換えに牛乳を母のために家に持ち帰るなど、
一生懸命に生きていた。

そんな中、朝早く、兄が働きに出かける時、
無理やりに手伝うからと連れて行ってくれと頼み込む。
ついて行ったはいいが、ベンチに寝込んでしまう。
兄は仕方なく”ここで待っていて”と、出かけて行く。

目を覚ましたサルーは兄を探し回るうちに、
停車していた回送列車に潜り込んで眠ってしまい、
遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで来てしまう。

さらに運悪く、降り立った町の人々が話す言葉が
ベンガル語のため、少年の方言交じりヒンディー語では
理解してもらえず、孤児となってその町をさすらい、
浮浪孤児の仲間となるが、浮浪者狩りに会い収容される。

その後、オーストラリアのタスマニアで暮らす、
養父母のジョン(デビッド・ウェンハム)と
スー(ニコール・キッドマン)に養子として引き取られる。

サルー(デブ・パテル)はメルボルンの大学で
経営学を専攻する立派な青年に成長する。

たまたま、同級生とインド人の家に招待され、
”あなたの生まれは”
”インドだ”
”どの辺”
”養子に出されたから、覚えてなくて”

”Google Earth"なら、世界中を探せる。
列車の速度が分かれば、距離が割り出せる”と、
彼の生い立ちで話が盛り上がる。

台所へ飲み物を取りに行ったサルーは
そこにあった、揚げ菓子を偶然に見て、ある記憶が蘇る。
”グドゥ、揚げ菓子が食べたい”と、ねだっている自分を。

これをきっかけに、おぼろげな記憶と
Google Earthを頼りに、
本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめるのだった…。

幼児期のサルーが兄を探し回り、”グドゥ”と兄を
呼ぶ声が耳に残り、小さな身体でスラム街を走り廻り、
生き抜くための知恵と逞しい生命力には感動しました。

サルーを演じる、サニー・パワールはインドで
何千人の中から選ばれただけに、その自然体の
演技は素晴らしいですね。

成長したサルーは、『スラムドッグ$ミリオネア』の
デヴ・パテルが演じています。
彼は本作でも好演していますね。

さて、サルーが安定した養父母の生活や、
恋人(ルーニー・マーラ)との関係を振り切り、
自分のアイデンティティーを探す旅に出かけます。

私だったら、過去は過去、未来は未確定だから、
”今が良ければ、それでいいのさ”と、思うのですが、
住み心地の良い方を選びますね。

皆さん、どちらを選びますか?

そうそう、原題の「Lion」の意味はラストで
明らかになりますが、ラストシーンには泣けましたね。

監督はガース・デイビス 。



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