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国立演芸場12月中席2日目 

2022年12月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

昨日、国立演芸場で12月中席2日目を見た。
此処に通い始めて来春で丸8年が経つが、その間に200回ほど見ているので、月平均だと2回ほどになる。
最近は、コロナ禍に配慮し、月1回を目途にしている。
国立演芸場と同じ敷地内に国立劇場があるから、敷居が高かった歌舞伎や文楽も楽しむようになった。

東京には、定席の寄席が上野、新宿、浅草、池袋の四箇所あるが、其処へは行かず国立演芸場一筋なのには訳がある。
民間の寄席よりも料金が安く、全席指定席なのが気に入っている。
また、前述の寄席から締め出されている五代目円楽一門会や、落語立川流に門戸を開いているのも魅力だ。
似たような理由だが、歌舞伎を見るのは専ら国立劇場で、歌舞伎座へは行ったことがない。

ところが、国立演芸場と国立劇場は、令和5年10月末で閉場し、令和11年秋に再開場することになっている。
その間は、日本青年館、シアター1010、国立能楽堂、新国立劇場なので公演を実施する予定らしい。
とはいえ、今まで通りとは行かず、落語を始めとして、古典芸能の楽しみ方を変えざるを得ないと思っていた。
そのタイミングで、某サイトに「落語を一緒に楽しもう!」というサークルが出来たことを教えてくれた方がいて、入会させて頂いた。

前置きが長くなったが、本題の中席の感想を簡単に述べたい。
国立演芸場の座席数は300席だが、前夜の調べでは72席しか売れていなかった。
当日は少し増えていたようだが、100席には満たないと思う。
それでも、トリを務めた柳家はん治の熱烈なファンと思われる客が多く、人数の割には活気のある高座だった。

個々の感想は省略するが、芸歴を踏まえての評価は、全て平均水準を超えていたと思う。
はん治は、新作落語の『背なで老いてる唐獅子牡丹』だったが、その他は、お馴染みの古典落語を口演した。
お目当ては、ヒザ前(トリの二人前)の三遊亭金馬(5)だったが、『唖の釣り』を口演した。
林家たこ蔵の真打昇進披露公演での口演を思い出したが、それに比べると何とも円熟した芸と言ったら、たこ蔵に気の毒かもしれない。

(敬称省略)

   *****

写真
2022年12月12日(月)撮影:国立演芸場の演題

お礼
「究極の節約」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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