Polyglotに憧れて

歓喜の日本ゴールのシーンをニューヨークタイムズはどう報じる?(ニューヨークタイムズの記事から) 

2022年12月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


朝4時前に起床し、W杯日本対スペインの試合を観戦しました。勝利万歳、日本天晴れです。ドイツとスペインに勝ってグループリーグを突破するシナリオを誰が予想したでしょうか。この結果は世界を驚かせたに違いありません。 ということで、ニューヨークタイムズのW杯特集の記事から、この試合をどのように報じているのか読んでみることにしました。以下に、記事の一部を紹介します。(英文の後に私なりの日本語訳を参考に追記しますが、翻訳というより、試合を見た実際の様子を日本語で書いた、という感じです。新聞の英語の表現は難しい!)まず、記事のタイトルは、 How Japan Upset Spain and Knocked Out Germany in the Process となっています。まず、記事の冒頭で、試合終了間際の日本チーム団の様子を以下のように描写しています。 The 11 Japanese players on the field were fighting back every Spanish threat and counting every tick of the clock. The substitutes stood on the sideline, arms locked, ready to rush the field. The fans beat a drum, and it felt like a quickening heartbeat.11人の日本のプレーヤーはスペインの脅威を全て跳ね返しながら残りの時間を数えていた。控えチームのメンバーはラインの横に並んで立って、互いに腕を組んでフィールドへ飛び出す準備をしていた。サポーターは太鼓を打ち鳴らし、それは、あたかも速くなる心臓の鼓動に合わせるかのようだった。 この時、私も胸がドキドキして、血圧が上がることを心配しながら早く試合が終わって欲しいと願っていました。 W杯グループステージ、最後の試合は2試合同時に行われるので、日本戦の状況だけでなく、ドイツ対コスタリカ戦の試合の様子も気になります。そういった状況をニューヨークタイムズは以下のように表現していました。 The dizzying in-game what-ifs reinforced a quadrennial truism: The simultaneous group-stage finales provide what might be the greatest drama of the tournament.It is everything that is weird, wild and fun ? or heartbreaking ? about the World Cup.めまいがするようなゲーム内に、もしこうなったらどうなるだろう、といった多くのシナリオが四年に一度の自明の理をさらに強めることになる。同時開催のグループステージ最後の試合はトーナメントの最大のドラマになるかもしれない。それはワールドカップにおける全て、普通ではありえない、ワイルドで、楽しい、あるいは心臓が潰れるかのような物だ。 記事は長いので、途中をカットして、日本のゴールシーンの部分を抜粋します。森保監督が行った選手交代から最初のゴールまでが簡潔に記載されています。 Japan’s coach, Hajime Moriyasu, made halftime adjustments and substituted in Kaoru Mitoma and Ritsu Doan, two jolts of energy who changed the game with their speed and pressure. Suddenly, Spain was the team on its heels, and minutes into the second half Doan sent a heavy left-footer past Unai Sim?n to tie the score.日本の森保一監督はハーフタイムに修正を行い、控えの三笘薫と堂安律を交代で投入、二人の活力がそのスピードとプレスによりゲームを変化させた。突然、スペインは踵立ちし(浮き足立つ?)後半始まって数分後、堂安の威力ある左足キックが(ゴールキーパー)ウナイシモンを通り過ぎスコアをタイにした。 次に、2点目のゴールシーンの描写です。ニューヨークタイムズはこんな表現をしています。 A flash later, in the 51st minute and with Japan swarming, a ball slid through Spain’s goal mouth to the end line to Sim?n’s right. To his team’s relief, it appeared to roll out of play. But a sliding Mitoma saved it anyway, flicking it back past Sim?n in the general direction of Ao Tanaka, who knocked it into the goal.そのすぐ後、51分に、日本は人数をかけて攻め、ボールがスペインのゴールマウスをすり抜けシモンの右側のエンドラインの方へ転げた。ボールが転がり出てシモンのチームが一息つけるかのように思えた。しかし、滑り込んだ三笘がボールを何とかセーブして蹴り入れる。ボールはシモンを通り過ぎ、田中碧の前に弾かれ、田中がゴールへ押し込んだ。 その後も記事は続き、ドイツ対コスタリカの試合の状況なども交えて報じていますが省略します。最後に以下のような文章で記事を締め括っていました。 Japan fought back the last Spanish attack, cleared the ball and heard the referee’s whistle. The substitutes unlocked their arms and ran to their teammates on the field.Japan won Group E and Spain took the second spot, thanks to having a plus-6 goal differential. Germany’s goal differential was 1 ? not good enough.It was simple math. The fun part was solving the equation.日本は最後のスペインの攻撃を弾き返し、ボールをクリアーしてレフリーの笛を聞いた。控え選手は(組んでいた)腕をほどき、フィールドのチームメイトの方へ走った。日本はグループEに勝利し、スペインは得失点差6のお陰で2位。ドイツの得失点差は1と十分ではない。単純な数学だ。楽しい部分が例の方程式を解いていた。 試合の後半、状況は目まぐるしく変わりました。試合中のある時、コスタリカがドイツをリードしている時間帯があり、このまま終わるとスペインがグループリーグ敗退かも、と思ったスペインサポーターの様子がテレビに映ったのですが、まさにW杯のweirdな部分を映し出していました。その後、ドイツが得点を重ね、このまま終わってもスペインは2位通過することがわかった瞬間、安堵するスペインサポーターの様子が再びテレビで中継されます。日本はリードしていましたが、見ていた私は終始ヒヤヒヤの状況で、とても安堵する余裕はありません。試合が終了した時私も年甲斐なく喜びを爆発させました。本当にW杯はジェットコースターのようです。心臓に悪い。 ニューヨークタイムズの記事、いかがですか。新聞の表現は本当に難しいなあ、と思います。学校で習うような文章とはかなり違いますね。いずれにせよ、スペインに勝って良かった。 

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ