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韓国と北朝鮮の生死をかけた脱出『モガディシュ 脱出までの14日間』 

2022年08月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「モガディシュ 脱出までの14日間」 2021年 韓国 原題:Escape from Mogadishu リュ・スンワン監督の「モガディシュ 脱出までの14日間」は、町山智浩がTBSラジオ「たまむすび」という、タイトルを聞いただけで股間が痛くなるようなタイトルのラジオ番組での映画紹介で語っていた映画。ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちの生死をかけた脱出劇を実話を基に描いている。2021年7月に韓国で公開されると、コロナ禍にも関わらず観客が押し寄せて興行収入30億円を突破!2021年度の韓国映画No.1の大ヒットとなった。町山智浩の熱の籠った作品の背景も含めた解説を聞いているうちに、観にいきたいと思っていたが、最近どうも何もかもめんどくさくて行くのを渋っていた。こんなんではいけないと思い、思い切って新宿まででかけて観て来た。面白かった。ぼくには「ドライブ・マイ・カー」と「ベイビー・ブローカー」を足した面白さより面白かった。こうゆう社会的背景も含めて完全に娯楽映画としても成立させている映画的見応えのある作品は貴重だ。でも上映館が、極端に少ないのは本当に困ったものだし、映画ファンにとっても一つの悲劇だと思う。北朝鮮と南朝鮮の対立問題を扱っているが、お互い命をかけて一つの目標に手を結ばざる得ない状況に陥ると、社会的背景などふっとんで人間対人間の交流が始まるという証明のような映画。これは世界卓球選手権大会で,史上初めて結成された南北卓球単一チームの実話を土台にした作品「ハナ 奇跡の46日間」にも通じるものがあると思った。リュ・スンワン監督はインタビューで。制作スタッフがソマリア内戦をはじめアフリカにおける内戦の資料を探し、第2次世界大戦以降のアフリカの歴史全般について勉強を始めたことを語っている。『韓国の大学の政治外交学科に在籍している専門家の方だけではなく、1980年代にアフリカや中東地域の国家に勤務していた外交官の方にもインタビューし「どんな人生を歩んできたのか」「外交官として現地にいた場合、どんな出来事が起こるのか」といった点もお聞きしました。外交官の方々が執筆した本も出ているので、彼らの人生を間接的にのぞいてみました。さらに、アメリカ大使館の公式資料(政府の規制が解除されているもの)、当時のソマリアにあったアメリカ大使館の公式資料を手に入れることができたので、内戦当時の状況を知ることができました。一番参考になった資料は、当時のソマリア国営テレビに勤務し、内戦中、家族と一緒にアメリカへ脱出した方の手記でした。そこに記録された場面は、どんな映画よりも生々しく描写されていて、大きな助けになりました。』”監督がキャラクターを創造するうえで、特に重視していることはなんでしょうか?”という質問に対しての答えが、映画を観た後ではとても深くうなずける考え方。『いかに本物に見えるか……それが一番大事なことです。私は結局のところ、映画というものは、最初から最後まで“人物”だと思っています。観客が「自分の知っている人だ」と感じる人物を創造することが、私の目標だと言えます。私を含めた作り手は、まずその人物を知らなければなりません。ただ単にカメラの前に立たせて対象化するのではなく、私の知っている人物として作り上げ、その人物の人生を描くことが重要だと思います。そして何より、主要登場人物には、固有の面白さがなければいけないと思います。“面白い”とは多様な意味を持っていますが、どんな形であれ、変化し続け、予想もできない行動を発生させるエネルギーを持っていなければなりません。真面目すぎて面白いのかもしれないし、活発すぎて面白いかもしれない。とにかく人物固有の個性と面白さが必要です。』参照:町山智浩『モガディシュ 脱出までの14日間』を語る   リュ・スンワン監督は“衝撃実話の映画化”にどう立ち向かったのか? 

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