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映画 マイ・ニューヨーク・ダイアリー 

2022年05月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:映画

英語に堪能なわけではない私だが、このタイトルは、ありがちな日本人によるこじつけで嫌いです(原題と全く違う、という意味で)。セリフの翻訳もちょっとどうかと思うし。
が、良い映画だった。
ジョアンナ・ラコフ原作の、サリンジャーと関わった日々の自叙伝の映画化。
なんといっても、出版エージェントのボス、マーガレットを演じるシガニー・ウィーバーの存在感が際立ったし、とても素晴らしい編集者としての力を感じる適役だったと思える。
また、マーガレットに雇われて出版エージェントで下働きを始める詩人志望のジョアンナ役、マーガレット・クアリーのいかにも育ちの良さそうな容姿が美しく、役柄にマッチしていた。
同じ事務所の重鎮ダニエルが唐突に死んだりして、少し描き方が物足りない感があったり、主人公ジョアンナの空想の世界などが散りばめられていたのが散漫な感もあったが、背中しか見せないサリンジャーや、他の事務所で働く人達は好感が持てた。



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