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思いのままに

城之崎にて 

2022年03月15日 ナビトモブログ記事
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「一人きりで誰も話し相手はない。
 読むか書くか、
 ぼんやりと部屋の前に椅子に腰かけて山だの往来だのを      
 見ているか。
 それでなければ散歩で暮らしていた。
 散歩する所は町から小さい流れについて少しずつ登りに
 なった路にいい所があった。
 山の裾を廻っているあたりの小さな潭になった所に山女 
 が沢山集まっている。
 そして尚よく見ると、足に毛の生えた大きな川蟹が石の 
 ように凝然として居るのを見つける事がある。
 夕方の食事前にはよくこの路を歩いて来た……」

志賀直哉になったつもりで城之崎に行ってきた。
足に毛の生えた大きな川蟹が食べたかったわけじゃない。
食べたかったのはズワイガニ。

1年ぶりの贅沢で
刺身に焼き蟹、それに鍋。
カニ味噌も最高で酒がすすみむ。
もちろん酒と女は2合まで。
蟹を堪能してきた。
美味かったことは想像に任せるとして…

食事前の外湯巡りもいい気分。
城之崎の温泉街は若い人が多いのには驚いた。
浴衣姿の女性たちについつい目を向けてしまう…

外湯巡りは一の湯と柳の湯。
食事タイムが近づいたので早々に引き上げた。

ホントに久々の贅沢〜
また行きたいね〜(^_-)-☆



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まさりんさん

onさん

志賀直哉は
東京で山手線の電車にはねられてけがをしたそうです。
その後養生のため夏目漱石なんかに勧められて城之崎を訪れたときの作品です。

書き出しは…
「山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした、その後養生に、
 一人で但馬の城崎温泉へ出掛けた。
 背中の傷が脊椎カリエスになれば致命傷になりかねないが、そ 
 んな事はあるまいと医者にいわれた。
 二、三年で出なければ後は心配はいらない、とにかく要心は肝 
 心だからといわれて、それで来た。
 三週間以上――我慢出来たら五週間位いたいものだと考えて来
 た。」  

2022/03/16 12:50:56

志賀直哉

まさりんさん

あの時代の文豪たちのいがみ合いも

結構あったようです。

いつの世もね。。

2022/03/16 11:05:39

らごさん

onさん

フフフ〜
ちょっと文豪気取りで書きだしましたが
要はカニと温泉のお話でした。

2022/03/15 18:26:25

いいですね。

らごさん

旅情たっぷりですね。
文豪の跡を辿って、美味しい物を食べる旅なんて
ほんと、贅沢〜(笑)

2022/03/15 17:40:52

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