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映画 ブータン山の教室 

2022年02月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:映画

ブータンでも特に辺境の地、標高4800mのルララ村への赴任が決まった教師は、長年のオーストラリア行きを実現するためすぐに辞めることを表明しながら、村長の使者と共に7日をかけて現地へ。
村人全員から歓待され、教育を待ち望むキラキラした目を持つ子供たちに授業を急かされて、教材もない中、教育者不在で閉鎖していた学校を再開する。
しかし、冬の到来を前に都会へと帰る約束を果たすため生徒や、交流を深めた村人との別れを告げるー

ブータンのなかでも都会の風景は、古い因習は残るもののどことも似たような都市化が進んでいる。
しかし、それ以上に、全く手付かずの辺境の地が存在し、自然に抗わず、生きるもの全てに感謝し生活する人々の営みがあったことに驚かされる。

村長は言う。
素晴らしい人を育てなくてはならないが、素晴らしい人は皆出ていってしまう。

無限に広がる美しい自然。
ブータンの幸福度世界一を知り、現実を目の当たりにする時、何ができるだろうか、と思う。
しかし、映画にできることも大きいに違いない。

この映画が、第94回アカデミー賞の長編外国映画賞にノミネートされたことは素晴らしい。
これはブータン史上初。
同じくノミネートの「ドライブ・マイ・カー」と共に、注目したい。



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