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吾喰楽家の食卓

鰹の思い出 

2020年06月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

鰹のタタキは、節に切った鰹の表面を炙り、薬味とタレを掛けて食べる料理のことである。
叩く工程が無く、炙っただけで、刺身のように盛り付けるタタキもある。
今回、鰹のタタキと称しているが、炙ってはいなく、カルパッチョと同じ作り方だ。
鰹を使ったから、タタキという名前にした。

数日前、大熊漁港の名前が聞こえ、テレビに釘付けになった。
大熊は鰹漁と大島紬の集落で、半世紀近く前、1ヶ月ほど滞在したことがある。
当時、二隻あった鰹漁船は接岸できず、その日の早朝に釣り上げた鰹を、手漕ぎボートで水揚げしていた。
炙らず、薬味も使わず、酢醤油で食べる鰹の美味しさは、今でも鮮明に覚えている。

昨日、千葉産の生鰹が目に留まり、買うことにしたのは、テレビを見て、大熊漁港を思い出したからだ。
スライスした玉葱に鰹を載せ。青葱と生大蒜を散らした。
生大蒜を使ったのは、鰹特有の臭みを心配してのことだが、その必要がないほど鮮度が良く、美味しく食べた。
とは言え、薬味も不要な大熊漁港の鰹とは、比べる術はない。

   *****

写真
2020年6月12日(金)の昼餉(ひやむぎ)と夕餉(鰹のタタキ)

御礼
「失敗したけど美味しい」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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