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トラのミステリな日常

「medium 霊媒探偵城塚翡翠」 相沢 沙呼 

2020年03月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 【内 容】「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎(こうげつしろう)は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【(ょうづかひすい)と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていたー。 【目 次】泣き女の殺人/水鏡荘の殺人/女子高生連続絞殺事件/VSエリミネーター 【感 想】連作短編集ですが、時間の経過を追って書かれてあるので、長編小説という感じで読みました。 「2020年本屋大賞ノミネート!」に加え、3冠達成と言う作品です。「このミステリーがすごい!」2020年版国内篇「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー上記の昨年度ミステリランキングで、すべて1位を獲得したということです。最近は、好きな作家以外はほとんど文庫待ちなので、ほとんどノーマークでした。たまたま電子書籍を手に入れたので、パソコンで読みましたが、読みやすい文体なので、ほとんど一気読みでした。問題の提起も、話の展開も、解決編も十分楽しめました。「あっと驚くどんでん返し」と、その後にさらに裏の話もあり、良く出来ている展開なのは感心しましたが、ミステリは謎と解決編だけじゃ、やはり盛り上がらないのだと言うことを、読んでいて痛感しました。ミステリでは、犯人以外に、ホームズとワトソン役(探偵と語り手)の魅力が大きな要素となっているような気がします。でも、この本を読んでいて、主人公達のキャラクターにイマイチ感情移入が出来なかったのです。お陰で、私にとっては、「あっと驚かない結末」だったのが、ちょっと残念でした、本格ミステリというよりも、ライトノベルと言う感覚で、読み捨ててしまったと言うところです。 ☆☆☆★★(50点満点で、☆…10点 ★…2点です)

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