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吾喰楽家の食卓

使い回し 

2020年01月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

昔、テレビCMで、大きな体をしたクラッシック音楽の指揮者が、「大きいことは、いいことだ!」と、大きな声で叫んでいた。
今の私は、「小さいことも、いいことだ!」と、言いたい。
一人暮らしの愚痴を言うつもりはないが、自宅で食卓の支度をするのに、小さい(or少ない)食材を選ばないと食べ切れない。
とはいえ、幾ら大きくても、半分は売ってくれない物もある。
そして、大きなスルメ烏賊は、小さいのより、美味しいから話は厄介だ。

初日は、烏賊を刺身で食べた。
塩辛にしたゲソとエンペラは、食べられるのは数日後からである。
二日目の昨日は、博多明太子と和えて食べることにした。
前日、刺身用に拵えたのを使ったが、切り方は異なる。
ねっとりとした食感に仕上げたいから、横切り(輪切り方向)にして、烏賊の繊維を分断した。

鮪納豆で食べた、木肌鮪の切り落としは、ネギマ鍋にした。
焼鳥のネギマは、鶏肉の間に葱を挟んだものなので、漢字で書くと葱間が相応しいだろう。
本来のネギマは、葱鮪の省略だ。
もっとも、江戸のネギマは、刺身で嫌われたトロを使ったので、今回のネギマ鍋とは少し違う。
熱々を食べたいので、少しだけ煮て、食べ終えてからお代わりを作った。

二日目の烏賊と鮪は、目先を変えたことが功を奏し、美味しく食べられた。
塩辛は別として、何れも、もう一回、食べないといけない。
鮪は味噌漬に仕込んだが、烏賊の食べ方は決まっていない。
冷凍するという奥手もあるが、なるべく早く食べたい。
使い回しを考えるのも楽しいことだが、少しだけ買えると苦労は減るのだが。

   *****

写真
2020年1月10日(金)の昼餉(雑煮)と夕餉(上記)



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