カメさんが行く

わくわく　

2019年09月28日 ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

妻の介護、妻につききりでその日が終わる。
炊事洗濯、忘れずに三度の薬。

私のような高齢者ともなると心身バランスがいかに危ういかが分かって
いる。何もすることなく１日を過ごし、軽い風邪が引き金となって寝たきりになったという実例はよく耳にする。
それを考えると買い出しに走り、一日介護できるこの体に感謝すべきかもしれない。
残された少ない時間すべてをこのことに費やしても悔いはないと思っているし当然そうすべきでもある。
今はこれが全てでほかには何にもない。
ところが、この日常生活に少し変化がおこった。

先日、ある方から「出てこないか」いうメールをまたもらった。
以前からの当「ナビトモ」のメンバーで神奈川県在住の方である。
何年も前から幾たびもお誘いを受けているが会いという思いながら介護前のいつでも会えるは、いつまで経っても会えない結果で終わっている。

いつもと変わらぬ優しさと思いやりのあるメールだが今回特にそれが強く感じられた。これも介護で身も心も疲れているからだろうか。１１月に行くことにした。
念願のご対面であるとともにまだ未知の地、鎌倉に心を弾ませている。
食事しながら語り合うのも当然大きな楽しみである。

老人は「喪の作業」に向き合うが、今回は若者のように未知の世界への好奇心で胸がたかぶっている。いまからワクワクである。
鏡中の俺、すこし若くなったようにみえる。



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