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敏洋’s 昭和の恋物語り

ポエム・ポエム・ポエム 〜焦燥編〜 =たばこ= 

2019年09月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



タバコ……
その煙、、、白? 灰色? ……
光によって、その色が変わる。
雨にも、似たもの。

酔わせてくれる。

肺に、グッと吸い込む。ガツ―ンと、
脳を、マヒさせる、ボーとなる。

景色―すべてがぼける。
体から力が、抜ける。
……昇天……?

タバコで、これ。
……酔う、ということ……

己を失う? 怖い……
                             =

(背景と解説)

タバコ、そしてアルコール。
正気を失って、感情コントロールを失って、側溝に反吐を吐き続ける……
誰かが背中をさすってくれて、「無理してたんだね」と柔らかい言葉が聞こえた。
誰? と問い返すことが怖くて、ただただ、吐き続けた。

グループと別れてすぐのことだった。
これ以上飲んだら、正体を失ってしまう。
そう思って、黙って群れから離れた。
なのに、なのに、一体誰が……?

現実逃避を願いつつも、異世界に入り込んだときに、はたして戻れるのか……
その不安から、二の足を踏んでいたあの頃です。
旅行記を見ていただいてる方にはお伝えできていると思いますが、常に優等生を演じていたわたしです。
己をさらけ出すことに対する不安が、どうしても拭えない頃でした。
「○○であらねばならぬ」
そんな思いに取り憑かれていた二十歳前後でした。

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