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吾喰楽家の食卓

再燃した読書好き 

2019年02月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

黒川伊保子の『妻のトリセツ』を探しているとき、それと同じ講談社+α新書で、美濃部由紀子の著書を見付けた。
著者は、古今亭志ん生の孫で、先代金原亭馬生の娘である。
女優である池波志乃の妹と言ったほうが、分かりやすいかも知れない。
金原亭小駒の母親なので、著作に興味を持った。
小駒は、昨年の十一月に二ツ目に昇進したばかりだが、若手の有望株だと思っている。
数日前、『妻のトリセツ』を読み終え、『志ん生が語るクオリティの高い貧乏のススメ』を読み始めた。

一昨日、病院の待合室で、その本を読み終えた。
息子(小駒)についての記述はなく、祖父(志ん生)、父親(馬生)、叔父(志ん朝)のエピソードが殆どだった。
馬生は、旗本だった志ん生の父親似で、風流人だが、堅い人間だったらしい。
同じ酒飲みでも、志ん生のそれとは、全く異なったという。
また、馬生の死について、芸能評論家である矢野誠一の記述を紹介していた。
少し長くなるが、含蓄のある言葉なので、全文を記す。

※「『死なれてみると』、というのは、誰もがつい口にしたがるいい方だが、金原亭馬生くらい、『死なれてみるとこんなに惜しいひとはいない』という言葉がぴったりする落語家もそういない。元気なときに、もっともっと大切にされなければいけないひとであったと、いまにして思うわけだが、もう遅い」(『志ん生のいる風景』)

通院の前日、次に読む本を探しに書店へ行った。
黒川伊保子の『成熟脳』に紹介されていた、新潮文庫の『恋愛脳』、『家族脳』、『運がいいと言われる人の脳科学』に興味があった。
文庫本の“く”のコーナーで、黒川の名を探した。
残念ながら、平置きされた『妻のトリセツ』の他には、黒川伊保子の著書はなかった。
代わりに見付けたのは、工藤堅太郎著の時代小説である。
著者は『夕日と拳銃』で主役を演じた俳優だから、シニア世代ならご存知の方は多いはずだ。
同名異人でないことだけ確認して購入した。
テレビで『妻のトリセツ』の存在を知って以来、読書好きが再燃している。

   *****

写真
2月23日(土)の昼餉(鰤の粕漬)と夕餉(豚キムチ・鰹の刺身)



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ウイールマンさんへ

吾喰楽さん

今回の時代小説は二冊で、初版は昨年の6月と10月です。
時代小説としては、デビュー作です。
本を出版するのは初めてではなく、自叙伝を書いています。
近日、感想文をアップする予定です。
更に、このシリーズは、続くようなので、楽しみにしています。

>あの人も、早くいってしまいましたが、、、

他の俳優さんと間違えているのでは?

2019/02/25 07:12:25

吾喰楽さん

ウイールマンさん

あの工藤堅太郎とは、姉と私のとても良き友人でした。

あの人が時代小説を書いているとは、全く知りませんでした。

あの人も、早くいってしまいましたが、、、そんな才能があったんですね。

彼がノートに書き綴った詩集を、見せてもらったことはありましたが。

2019/02/25 00:58:53

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