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2018年12月11日 外部ブログ記事
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 棋楽会

 写真は先日の水戯庵での私の謡の師匠、清水能楽師の仕舞「羽衣」の実演です。公演終了後、通常はお能や仕舞の舞台は写真撮影、録画などは禁じられているものの、伝統芸能の普及のために今年三月にオープンしたレストラン付舞台だけに特別に演じられたものです。外国人などには喜ばれると思います。

 さて師走も半ば、気温もめっきり下がってきました。来週月曜日は囲碁大会が予定されています。昨日は大会前の最後の一般手合いでした。結果は残念ながら一勝二敗で振るわずでした。今日の話題は囲碁とAIについてです。ご存知のように年初依頼グーグルが開発した、アルファー碁の進化版は世界のプロ棋士に対し、もはや無敵です。グーグルはAI搭載囲碁ソフトの棋士との対局はやめ、ソフトに搭載されたディープ・ラーニングの手法を人類の進歩のため、創薬開発等の他の目的で利用することを決めました。

 そのような状況下でベルギーで開発中のAI搭載囲碁オープン・ソフト、Leela Zeroは現在世界中のプロ棋士たちにより利用され、プロ棋士の「先生」として活用され始めました。私は未だLeela Zeroの使い方を知りませんが、少なくとも中国や韓国ではプロ同士の対局終了後の「検討」では対局者同士ではなく、負けた人は囲碁ソフトに敗着となった手を教えてもらっているようです。このソフトの利点はそれぞれの手の勝率が盤面に瞬時に出るので、AIならこう打つ、その時の勝率はこのようになると示されることです。人間同士の「検討」ではこちらの方がよかったのではとの感覚的な判断は話合えても、AIのように瞬時に勝率は計算できません。

 「天元」での私たちに指導をしていただいているプロ棋士も当日の教材を作成する過程で自分自身の出す問題が正しいかどうかをLeela Zeroに確認して出題しているそうです。アマへの指導となれば人間の方がまだまだ優れているとは考えますが、いつの日かコンピュータが先生になっていることもあながち否定は出来ないでしょう。いろいろな分野でAIが能力を発揮し人の仕事を奪ってしまうのではないかとの危惧も無視することはでききません。尤も、プロ棋士がAIを利用して指導効率を上げてるように現状はこうしてAIの能力を活用することにより人間がより高いレベルを目指すことも悪くはありませんが・・・日々是好日。

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