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2018年12月12日 外部ブログ記事
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 年末の大失敗

 クリスマスも近づいてきました。写真は我が家のクリスマスデコレーションです。

 さては昨日坂井同門会のお能の観劇会@宝生能楽堂に出席の予定でした。充分間に合うように家を出たのですが、丁度半蔵門駅に電車が到着したころ、家内から携帯電話で連絡があり「お能のチケットと手帳が机の上にあるよ!」とのことでした。

 チケットなしには入場できませんので、家内に「すぐ折り返しし取りに返るので鷺沼駅に持ってきてほしい!」と依頼しましたが、折り返す電車は普通電車です。結局鷺沼駅についてみれば開演から一時間ばかり遅れそうな気配で、尚且つ雨が降り出しました。これは風邪でも引いたら大変と、あきらめて取りやめ帰宅しました。

 お能の演目は「巻絹」と「蝉丸」でしたのでいずれも本当に見たかったのですが、自宅研修に切り替えました。
「蝉丸」を勉強していると、丁度一昨日のブログで書いた「栴檀は双葉より芳ばし」という詞章を偶然にも見つけました。その際ブログで説明したように、平家物語から引用されているが、二つの誤りを含んでいると書きました。
本来「有能な人は若い時からその片鱗を持っている」ことの例えとして伝わったのですが、①そもそも日本には栴檀(百檀)はインド産で日本には存在しない②白檀は双葉の頃は香りがないというものでした。

 お能「蝉丸」は延喜第四の宮、盲目の蝉丸から取材されており、平家物語十巻「街道下り」に書かれているそうです。今年5月京都に謡跡見学ツアーに出かけた際に「蝉丸神社」も訪れました。神社は逢坂の関(現在は近くに高速道路が走っていて逢坂の関跡はありません)近くにあるのですが、蝉丸が捨てられた時には逢坂山の大変寂しい場所であったと考えられます。お能「蝉丸」の姉は「逆髪」と言われ、醜い女性でで同様に延喜帝から追い払われます。

 お能「蝉丸」は両シテと言われ、蝉丸(ツレ)と逆髪(シテ)は同格で扱われている珍しいお能です。逢坂山で二人が対面する場面が出てきますが、高貴の身分と悲惨な運命を対照し芸術的に描かれています。勿論史実通りではありませんが・・・日々是好日。

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