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映画が一番!

太陽はひとりぼっち 

2018年09月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

大型で非常に強い台風24号が、接近中で
30日から10月1日にかけては、列島を縦断する予想。
大自然の恵みだといいのですが、大自然の暴力は
日本だけをいじめているよう挫けます。

ここは苦しい時の神頼みで
「神様、仏様、八百万の神様、どうか、日本をお守り下さい」。

今日の映画紹介は
「太陽はひとりぼっち/ L'eclisse / The Eclipse」。
BSプレミアムで2018年9月27日(木)13:00〜放送。

本作はミケランジェロ・アントニオーニ監督の
「情事』(60)、「夜」(61)に続く、
「愛の不毛三部作」の最後を飾る作品としても有名ですね。

「愛」とひと口で言うけど、実体がない、
抽象的な言葉ですから、いろいろな表現があります。
♪♪これも愛、あれも愛 たぶん愛 きっと愛♪♪の世界。

本作では自由な二人が繰り広げる不毛の愛の形を
描いた映画とありますが、
”不毛な愛”という”愛”が
あるのかと突っ込みたくなりますが、まぁ〜、観て、
その”愛”がどんな形をしているか考えて下さい。

キャッチフレーズは
”残光にきらめく鮮烈の魅惑!
 二人だけの愛をえぐる全世界注目の傑作!”。

ある朝、ヴィットリア(モニカ・ヴィッティ)は
”なぜなんだ。別れたくない”と、懇願する外交官の
婚約者リカルド(フランシスコ・ラバル)に
理由もなく別れを告げる。

彼女は証券取引所にいる母を訪ねる。
素人投資家の母は、彼女の話を聞こうともしない。

女友達のアニタとマルタの三人で、
”何もかも嫌よ、テーブルもクロスも本も
男も同じ、飽きるよ。”と、
深夜のアパートでふざけちらしてみても、
気分は晴れない。

ふたたび訪ずれた取引所では、株の大暴落がはじまっていた。
彼女の母は投資資産のすべてを失っただけでなく、
大きな借金を背負い込んだ。

そんな中、証券取引所の仲買人の
ピエロ(アラン・ドロン)と出会う。

”母は貧しさをとても恐れているの、本当よ”
”誰でもそうさ”
”私は違う、お金持ちに憧れたりしないわ”と、
生き方が全く違う二人だが逢瀬を重ねる。

二人は町を歩く。公園、ビルの谷間、
建てかけの建築物のある道、市場。
そして二人はピエロのオフィスで結ばれる。

抱きあって、話をかわし、笑い、
やがて朝がきて、二人は別れる。

”明日も会おう、あさっても、次の日も、今夜も…”。
二人はキスして、別れていく…。

監督が言っていますね。
「私はこの映画で、人間を風景のように、
 風景を人間のように描きかった」。
と、言うだけにモノクロの映画ですが、
この点にポイントを置いて見ると、
男と女の関係も違って見える?

そうそう、タイトルバックでミーナが歌う
主題歌♪太陽はひとりぼっち♪は皆さん、
ご存知ですね。今、聴くと懐かしいです。
https://youtu.be/tzj8Tecp-TA

1962年(昭和37年)製作。

カンヌ映画祭審査員特別賞受賞。    



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