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黒斑山登山―1(ワニの口) 

2018年06月19日 外部ブログ記事
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黒斑山は標高2404m、いつも私が撮影している浅間山の西側(右側)に連なっている山だ。2万4千年前に浅間山と一つの山を形成していて標高2800mくらいあったと言われている。山体崩壊によりほぼ今の形になったとされているが、現在では噴煙を上げている活火山の浅間山の方が有名になっている。すなわち浅間山の歴史は黒斑山の山体崩壊に始まっているのだ。そのことを知った時から、私は何時か登ってみたいと思っていたが、同僚のM君のガイドで今日それが実現した。今日という日は一月前から決めていたが、梅雨時で毎日ジメジメする日が続いていて、数日前までは絶望視していたのだが、何と今日だけ晴という日に当たり、絶好の登山日和となった。
同僚の麗しき女性スタッフ3人と2台の車で登山口の車坂峠へ向かう途中、パノラマラインから見える風景は延々と続くキャベツ畑の向こうに浅間山に並ぶ黒斑山が見える。浅間山を含めてブルーの空がいっぱいなのに、何故か黒斑山の上だけ雲に覆われているのが少し気にかかった。
 
湯の丸から池の平を通り過ぎて、砂利道になった道を蛇行しながら車坂峠に着いた。
いよいよ出発、気温も暑くなく寒くなく絶好の天気に恵まれ、意気揚々と歩き始めた。
登山口の車坂峠は標高約2000m、頂上までの標高差は約400mだ。
私は55歳のM君の背中を追って歩き始めた。途中で見つけた花の名前などを確認したり景色を楽しんでいたが、しばらく進んだ頃、左足の靴底がぱっくりと開き、ワニの口のようになってしまった。想像もしていなかったトラブル発生だ。考えてみるとこの靴はかなり古い。ここに移住してくる前に、ここでの生活を予測して尾瀬や上高地を歩くために家人が買ってくれたものである。尾瀬や上高地などを歩き、ここへ来てからも四阿山へも登った。しかし、外見はまだ痛んだ様子はなかった。M君の話だと、履かずにしまっておく方が劣化しやすいという。靴底のない靴で歩けるわけはなく、M君が持っていたテーピング用のテープをぐるぐる巻きにして歩いてみることにして再出発した。
登山だから当然だが、険しい登りが続く。ちょっと左足のテーピングを気にしながら、汗が噴き出る。少し進んでは振り返って私たちを待ってくれるM君も、きっと不安だったに違いない。しかし、私はいつものように冗談を飛ばしながら、さすがにはあはあ言いながら進んだ。道は想像を超えて厳しく、木製の階段の下が流されて底が無い状態が続く。
まるで障害物競争で障害物を飛び越えなければならない道が続いた時は、さすがにもうダメかと思ったが、3人の女性に弱音は吐けない。テーピングしたワニの口が恨めしい。・・・・つづく
 
 
 
 

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