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敏洋’s 昭和の恋物語り

ごめんね…… (二十一) Last 

2018年05月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 あるいは、お母さんの言葉が正しいのかもしれない。
多分そうなのだろう。
病気が彼を苦しめ、精神的重圧となったのだろう。

「今度目が覚めたら、きっと違うぼくになっているから。
元気な強い子になっているから」

 こんな事を君は言っていたけれど、明日にでも目ざめてくれるのかい。
そしてそして元気なその姿で、僕に
「やあ! 元気していたかい」
そんな風に、声をかけてくれるのかい。

 ごめんね、ごめんね、聡くん。
 君の気持ちに気付かずにいて。

 ぼくも、聡くんとの友情を、ほんとは取り戻したかった。
以前のように、馬鹿話をしたかったよ。
そして、やっとできた彼女を、妙子を紹介したかったよ。

 だけど、その君は、もう、この世に居ないんだね。
 居ないんだね、もう…。
 ごめんね…ごめんね…              (了)


*「前半のゴタゴタが惜しかった」
以前に、そんな講評をいただきました。
わたしとしては、前半のエピソードがないと手紙が生きてこないと考えたのですが。
一つ考えねばならないのは、構成がまずいのかもしれないということですが。
一つの手法としては、手紙の合間に前半のエピソードを挟み込んでいくということもありでしょうか。
それとも講評の前半というのは、妙子とのからみの部分を指されているのでしょうか。
講評の場に居なかったことが、悔やまれてなりません。

次回の作品は、続編といいますか、スピンオフ作品と称されるでしょうか。
聡をメインとしての作品をお届けします。

わたしとしては、かなりの力(りき)を入れたつもりです。
ですがこの作品もまた、物議をかもした作品なのです。
お楽しみに。

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