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老いてなお
*老犬の基礎知識 1
2018年03月19日
テーマ:テーマ無し
安心して暮らすコツと飼い主の心構えとは
老犬になって一番気になるのは、やっぱり病気。
山根先生によれば、
加齢により以下の疾患のリスクが上がるという。
● 股関節、肘関節などの関節障害や、
椎間板ヘルニアなどによる神経疾患
● 心臓疾患(特に弁膜症)など循環器系や、
気管支炎、肺炎など呼吸器系の病気
● 白内障、緑内障など目の病気、
耳が遠くなるなど聴覚の機能低下
● 歯周病など
● 子宮や前立腺といった生殖器、膀胱などの泌尿器系の病気
● ガンなどの悪性腫瘍
高齢化によって増えているのが認知障害だ。
夜鳴きやおもらし、まっすぐに歩けずに
クルクル回る回転運動、徘徊する……といった
問題行動が見られ、中には甘えるようになって
分離不安になったり、逆に攻撃的になる犬も。
子犬のころや若い時代はしつけで直すこともできるが、
老化による脳機能の低下に
起因する問題行動の場合、それは難しい。
人間の認知症同様、有効な治療法がないのが現状だ。
それが老化によるものだと理解した上で、
家の中でぶつかってケガをしないような工夫をする、
愛犬に不安を感じさせないように穏やかに接するなどで、
愛犬と飼い主、それぞれにとって、
できる限り無理のない介護を目指したい。Sippo編集部
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