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2017年11月19日 外部ブログ記事
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 高齢者クラウドと自己投資(リ・クリエーション)について


 リンダグラットンが「ライフ・シフト」ー100年時代の人生戦略ー日本語版発行2016年11月を書いて一年以上たちました。今やベストセラーとなり、この本を知らない人はないでしょう。このブログでも昨年末、必ず大ヒットすると同時に、これからの社会を変える大きな力になる素晴らしい本であると紹介しました。私自身いろいろな場で(含む、講演会等)取り上げてきました。既に各地で読書会や勉強会が出来、研究されています。安倍内閣でも働き方改革との関係で内閣府を中心に有識者を集め、著者まで招いて勉強会が開かれました。

 特に日本社会はこれまでサラリーマンは終身雇用が前提でしたので、科学技術の進歩と社会の変化、健康寿命の延伸により、この本で提案されている、人生の各局面での「自己投資」(リクリエーション)の必要性が急がれます。と同時に現時点での労働の需給関係は労働力人口の急激な減少で、各方面で労働力不足が見られます。少し中長期的な視野で、この問題を掘り下げてみると、AIやIOTの進歩で機械(ロボット)が我々の雇用を奪う局面も想定されます。

 労働市場でのミスマッチという観点からは従来人材会社が果たしてきた役割が大きいのですが、働き方改革で示唆されているように、、労働市場がより開かれ、例えばロート製薬のように、複数の企業との雇用を認める企業が増加し、または欧米社会のように、スキルを持った人たちが個人起業家となり自らのスキルを多くの会社と契約しサービス提供するようになると労働市場に大きな変化が現れます。既にハイスキル人材分野ではビズリーチやサーキュレーション(高齢者中心)のような新しいマッチング市場を提供する企業が登場しています。

 ロースキルの高齢者の労働市場では従来ハローワーやシルバー人材センターがマッチング機能を果たしていましたが、必ずしも効率的な手法とは言えません。これは定義から労働の付加価値が低く、そもそも人材斡旋ビジネスとしてはコスト高で、行政の仕事としてはありうるかもしれませんが、民間の人材斡旋会社としては成り立たないのです。最近ハイスキル人材市場と同様、ロースキル人事市場でもインターネット上でマッチングを図ろうとするクラウド型のモデルが開発されつつあります。

 さて、「自己投資」を個人の将来資産として推奨することは大切ですが、国や行政の立場からは、AIやIOTの進歩がこれからの労働需給に与える影響を事前に検討し、近未来に労働需給がタイトになる分野を予見し、学校教育の場では先回りする教育・人材開発を進めることが必要になってきます。また、既に第一線からりタイアーしている人や企業内シニアについても、再教育、リ・トレーニング(特にインターネット活用技術)の場を準備し、若年労働市場とバッティングしない分野で活躍してもらえるよう備えるべきではないかと考えます。日々是好日。

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