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物忘れ 

2017年09月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

昨日の彼岸の中日は、『第322回銀座風流寄席』を楽しんだ。
いつも、ご一緒しているパトさんとは、会場の最寄り駅である、地下鉄の銀座駅で待ち合わせることもあった。
最近は、西荻窪の囲碁サロンを訪ね、席主のパトさんとお喋りをしてから、一緒に銀座へ向かうことが多い。
サロンでは、風流寄席が開催される土曜日の午前中に、小学生を対象にした囲碁教室があるので、余り早く行くと迷惑を掛ける。
そのため、この日の宿泊場所である阿佐ヶ谷の生家に寄り、時間を見計らって西荻窪へ行っている。

今回も、阿佐ヶ谷と西荻窪を経由して、風流寄席へ行くことにした。
前日、電車の時間を調べていたら、パトさんに借金していたことを思い出した。
先月の風流寄席で、十月に国立演芸場で開催する『三遊亭鳳楽独演会』のチケットを、鳳楽師匠から買った。
そのとき、細かい札を持っていなかったので、パトさんに立て替えて頂いた。
そのことを忘れていたのだが、それ以来、お会いしていないので、返済が遅れている訳ではない。

噺の後の宴席では、いつものことながら、鳳楽師匠はグラスを片手に、我々の席に来てくれた。
十月の『三遊亭鳳楽独演会』や、十一月の『五代目圓楽一門会』等が話題になった。
何れも、国立演芸場で行われる公演だが、独演会は会場として使うだけで、主催者は師匠だから、自らチケットを売らないといけない。
話に限がつくと、師匠からチケットを勧められた。
先月、我々がチケットを買ったことを、師匠は忘れていたのである。

鳳楽師匠が誰にチケットを売ったか覚えていなくても、「失礼しました」と云えば済む話である。
借金となると話は違い、友人同士で金の貸借はすべきではないと思っているが、立て替えて貰っただけという油断があった。
忘れても、先方が督促してくれれば良いが、数千円は請求し難い額である。
前日、思い出さなかったら、友人の信頼を失うところだった。
立て替えて貰うのも、立派な借金だということを、胆に銘じた出来事だった。

   *****

写真
9月23日(土)の宴席料理(刺身と焼物)



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