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独りディナー

カトラリーの入れ替え 

2017年09月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:一人暮らし

海外に住んでいたときは、よくホームパーティに招いて戴いた。


住んでいた場所にも寄ると思うけど、米国のプリンストンでは、ホームパーティといえば、バイキング形式だった。

大きなテーブルに、大皿がたくさん並び、その上に盛り付けられたご馳走を、各々が自分のお皿に取り分ける形式。

そして、思い思いの場所に座るから、多くはソファーだけど、若い人はソファーに寄りかかって床に座ったり、ラフなパーティが大半だった。

夏は、お庭でバーベキューをするのが普通だったけれど、人数も多いし、いずれにしろ、片手にお皿を持ち、一方の手にフォークを持って食べる形式が、見慣れたスタイルだった。


カナダの首都、オタワに住んでいた頃は、招いて戴いたホームパーティの殆どは、夫婦4組位のきちんとした、ディナー形式だった。

一つには、私達の年齢が上がった事もあるかも知れない。

更に、場所柄大使館の街だから、アメリカの大学都市よりは、形式を重んじていたのかも知れない。


前振りが長くなったが、私はそんなホームパーティが好きだった。


オタワから帰ってきた時は未だ40代前半だったので、これからのライフスタイルを、わくわくしながら思い描いていた。

そして帰国する際に、英国製のお皿と、銀製のカトラリーを買って来たのだ。

まあ、さして高価なものではないのだけれど。


東京でも、よくパーティを開いたけれど、名古屋に転居してからは、すっかり有閑マダムになった私は、機会があればホームパーティを企画した。

主人は、社交的な人では無いにも拘わらず、退屈している私を慮ってくれたのだと思う。

たまたま、住まいが主人の勤務先に近かったこともあり、海外から出張で訪問された方なども、よくディナーにお招きした。

前の日から、お料理の準備をして、当日には銀のカトラリーやワイングラスを磨いて、お客様の来訪を待つ時間は、楽しかった。


でも、独居老人は、もうパーティは開かない。

一人でホステスとして切り盛りできるほどの、気概は私にはちょっと無いし・・。


そして、昨日。

普段使っている、ステンレスのカトラリーはしまいこんで、その引き出しに銀製のカトラリーを並べた。

大切にしまっていても、錆び付くだけである。



これからは、毎日の食卓に、大好きな食器を並べよう。



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吾喰楽さん

シシーマニアさん

コメントありがとうございました。

食器が好きなのは、いつからでしょうか。
留学した時に、下宿していた大家さんの食器が、ティーカップが割れた後の残った受け皿とか、そんなお皿ばかりで、悲しかったのが最初の様な気がします。

洋食器に走ったのは、和食器は凝ると高価だろう、という無意識のブレーキもあったと思います。

和食でお客様をお迎えすると、主婦は台所に立ちっぱなしになりがちなので、我が家では基本的にオーブン料理でおもてなししました。

喜んで戴けたかどうかは、今となってはわかりませんね。

2017/09/14 21:54:54

食器

吾喰楽さん

こんばんは。

我が家には、ステンレスのカトラリーしかありません。
洋食で客をもてなした、記憶はありません。

食器類は、基本的には従来のままです。
単身赴任時代に使っていた単品は、今でも使っています。
数年前、妻の花嫁道具の洋食器のフルセットを、棚の奥にしまいました。
一人暮らしになってから、出番は皆無です。
邪魔なので、処分したいのですが、躊躇しています。

2017/09/14 20:17:11

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