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映画が一番!

蜩ノ記 

2017年08月09日 ナビトモブログ記事
テーマ:時代劇

映画ファンの皆さん、おはようございます!

台風一過、少し涼しく感じる朝です。

今日の映画紹介は「蜩ノ記」。

「ひぐらし」の”カナカナカナ”と鳴く声も
もうすぐ、聞けますね。
”ひぐらしの鳴く山ざとの夕ぐれは 
 風よりほかにとふ人もなし”(古今集)と、
歌われているような映画です。

受け継がれる日本の心 、愛に溢れた美しき映画 。
BSジャパン2017年8月9日(水)19:00〜放送。
2014年10月に観た時の感想文。

原作はこの作品で直木賞を受賞した葉室麟。
キャッチコピーは
”夫として、父として、師として−。
愛に溢れ、信義を貫いた美しき人生。”。
”十年後の切腹を命じられた男。
残された時間を、あなたならどう生きるか…”。

豊後、羽根(うね)藩。
ある事件に巻き込まれて10年後に切腹を命じられ、
そしてその日までに藩の歴史である
「家譜」を完成させることを命じらる。

幽閉されたまま家譜の編纂を続け、
死を目前にしても命乞いをすることもなく、
淡々とその日がくるのを待つ主人公の
戸田秋谷(役所広司)。

切腹まで残り3年。

そこに、城内で刃傷騒ぎを起こした
檀野庄三郎(岡田准一)は、
家老・中根兵右衛門(串田和美)の温情で
切腹を免れたものの、彼の監視を命じられる。

秋谷の見張り役として戸田家の家族と共に
秋谷が書いた「家譜」を清書しながら生活を始める。
そんな中、秋谷は彼に一日一日を大切に生きる日々を
綴った「蜩の記」と名付けた日記を見せる。

”秋の気配が近付くと、
一日が終わるのを哀しむかのように鳴く
”蜩(ひぐらし)”と”その日暮らし”の身であると
意味を掛けて、日記を名付けたのだ”と。

監督が小泉堯史 だけあって、
冒頭の雨が降るシーンを初めとして四季おりおりの
移ろいを秋田の心情と共にフィルムを使っての撮影は
デジタルでは出せない色合いです。

秋谷の余命3年、庄三郎は彼から学びます。
それは、いろいろな愛。

秋谷と妻・織江( 原田美枝子)の
愛する者を信じ続ける夫婦愛。

秋谷の息子・郁太郎(吉田晴登)と
農民の子・源吉との絆を大切にする友愛。

戸田家の人々が互いの幸せを願う、家族愛。

秋谷の生きる姿勢に、
敬愛の念を抱く庄三郎の師弟愛。

共に暮らすうち、秋谷の娘・薫(堀北真希)と
庄三郎の間に芽生える恋愛。

井戸端で庄三郎から好きだと言われた薫が
翌日、食事の時、彼だけに一個だけの卵を添える
場面を見て、薫が行動で彼に返答したのでしょう。

そうそう、もう一つの愛がありました。
秋谷が失脚した一因でもある、
元側室の松吟尼(お由の方/寺島しのぶ)の
”会わずとも、縁(えにし)で結ばれるとは、
生きていくうえの支えになる”との言は
忍ぶ恋(愛)ですね。

私達シニアとっては、
余命10年は他人事ではありません。秋谷のように、
”この10年、死ぬことを、自分のものとしたい。
そう思って生きて参りました”の、

覚悟を持って、生きていかなければと思いましたが、
未練も後悔も無しに、全う出来るかと言われれば…?



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おはようございます!

yinanさん

まなりんさん、

小泉監督は黒澤明に師事しその遺作シナリオを
引き継いだ初監督作品『雨あがる』で
いろいろな賞を受賞しただけに。
カメラワークは素晴らしいですね。

遠野市などを中心にオールロケで行われているので、
日本の美しい四季の移ろいを楽しめるのもいいです。


みのりさん、

迷走台風に、日本全土が大迷惑でした。
名古屋ではほとんど被害はありませんでしたが、
愛知県としては、
竜巻の発生などで被害が出たようです。

天災はいつ発生するか分からないので恐いですね。

2017/08/10 08:26:01

台風

みのりさん

yinanさん

 台風がすぎ去りましたね
被害はありませんでしたか?

2017/08/09 09:16:08

録画予約しました。

さん

役所広司 岡田准一 堀北真希 原田美枝子
豪華ですよね〜

この映画も見たかったので嬉しいです(^^♪

リアルタイムで見たいけど、
忙しい時間なので録画します。

いつもありがとうございます。

2017/08/09 08:05:56

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