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心の軌跡

最近の父と母,そして小人のいる庭 

2017年07月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し






こんなことをして

一人楽しんでおります。(*^_^*)



先週

母のいる施設に父と行ったら

母は私たちにこんなことを言いました。


「うちのおっさんはどこにおるんな?」


誰のことを言っているのか

私にはわからず

一瞬考えた末に

「あぁ,おじいさんのこと?おじいさんはここにおるやない。」と言うと

母は

「この人はおじいさんや。大切な大切な人や。そうではなくてもう一人のおっさんや。○○○○という名前の・・・」と

父の名前を言うので

「そうや。ここにいるおじいさんが○○○○やで。」と母に言うも

母は納得しません。

「違う,違う。あんたのお父さんのことや。あの人,給料一銭も持って帰らんと女の人連れて逃げたんやぁ。ほんまに・・・」と

母は眼光鋭く怒りをあらわにして

私や父の顔を見て言います。


それを聞いて

私はやっと母の心を理解しました。

母はまるっきりの作り話をしている訳でも

妄想を信じて言ってる訳でも

ないのです。


母の中では

今のやさしい父と

昔の自由奔放に生きた父とが

どうしても結びつかないのです。


こんなに今の父をいとおしく思う傍らで

昔々,父から受けた仕打ちを

認知になった母の頭は

どうしても忘れることができないのです。


「おばあさん(母のこと),夢を見たんやわ。おじいさんはちゃんとここにおるから心配しないでいいよ。」と

私がやさしく伝えると

やっと母は納得し

「そうかいの。私は夢を見たんかなぁ。。」と

ちょっと笑顔になり

父の方に向くと

「おじいさんは,大事な人やぁ。」と

手を伸ばして

何度も何度も言いました。


父は・・・

「わしはここにおるで。」と

母の手を握り返し

「夢でも見たんやろ。」と

何度も繰り返していました。




家に帰りながら

私は父の胸中を想像し

(たぶんそんなに母の言葉を重く受け止めていないだろうな。)と

思ったのですが・・・


夕食時に

父はつぶやくように言いました。



「わしはろくでもないことばっかりしたからそれが忘れられんのやろ。」


その時の父の顔は

とても切なそうでした。( 。-_-。)




もっと若いころに

今の父のようにやさしく母に接していたら

こんな後悔はなかっただろうにと

思いました。


でも・・・

私にはわからない父は父なりの苦悩が

あったんだろうね。

もちろん母も・・・



この二人を見て

いろいろ考えさせられることばかりです。



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