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占いが捜査に活躍?「極秘捜査」 

2016年12月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 ?事件を超能力者の力を借りて解決しようとしたのは、1968年に制作された映画「絞殺魔」だが、当映画の「極秘捜査」は占い師の力を借りて、解決に導こうとする。占いと事件の捜査という、接点のなさそうな二つが、タックルを組むのが面白い。そして、あまりに的中する占いは、犯人と何かつながっているのではないかという疑いをぼくは持った。このあたりは、1970年代後半に実際にあった少女誘拐事件をモデルにしているということなので、どこまでが映画で脚色しているのかをあとで調べようと思っていた。雨が降りしきる釜山で、金持ちの家の小学生の娘が帰宅途中に、何者かに誘拐された。警察に連絡すると、殺害される恐れがあるので、『犯人からの連絡をまってから動くことにしよう』と、両親は決める。しかし、犯人から連絡はないままに時間だけが過ぎていく。母親は、娘の安否が心配で、占い師を訪ね歩く。なかには、娘は生きていないだろうと占う人もいたが、占い師のキムという導師だけは「犯人からは15日後に連絡があり、刑事のコンに協力を求めたら、子供は無地に戻る」と、占う。コン刑事は息子が同じ学校に通うので、誘拐された娘とは、知り合いだった。しかし、誘拐事件は子供の命がかかっているし、誘拐されてから時間もたっていて、コン刑事は、あまり気のりがしない。妻から「探してあげてよ。お母さんがかわいそうだもの」と言われ、「もし死んだら責任を取らされる。それに管轄外だ」と、反論する。しかし、「息子の友達が誘拐されたのよ。自分の子なら探すでしょ」と、怒鳴られてようやく重い腰を上げる。やがて事件に深くかかわらざる得なくなっていく。まずは、映画の始まりの場面で不思議な気持ちになり、心をつかまれた。。家の中でレコードをかけるところから映画はスタートする。そのレコードの童謡の音楽をバックミュージックにし、いろんな日常のシーンが連続で撮られている。これらもろもろが場面場面の組み合わせでありながら、後の話に繋がっている。「家政婦さん、娘は起きた?」と、聞く少々うるさめのお母さん。何かの大規模なデモを警察が取り締まっている。一人の男が商店街の中を逃げ、果物が道端に散乱し、犯人は道路に走りころがる。それを追いつめる一人の警察。漁業にたずさわる人が、魚を隠していることがわかり、「こいつらデカイ魚をくすねてます」と怒鳴られている。その、何気ないシーンの連続が、不安を徐々にふくらませてくれるような独特な効果をもっていた。金庫にお金を札束で押し込め、「幾らだ?」と聞く中年の金持ちの男。そして一瞬、画面は真っ黒になり、しばしの沈黙の後に映画のタイトルが出る。最初のオープニングの数分で、「この映画には、期待できる」という確信のようなものを感じた。それにしても韓国映画の、特に実際にあった事件を映画化したレベルは相当に高い。いつも感心する。ハズレと感じさせることがほとんどない。主人公のコン刑事をを演じたのはキム・ユンソク。彼は「海にかかる霧」にも出ていて、主人公の船長を演じた俳優だ。船に密航する人を乗せて、それが巡視船の海洋警察に乗り込まれたときに、密航者を魚倉に押し込め隠そうとし、全員を窒息死させてしまう。実際にあった話をもとにしていて、この映画はあまりに悲惨な光景で、強烈に印象に残っている。キム・ユンソクは、出ている映画をよく選んでいることが、以下のインタビューに答えた彼の映画に対する姿勢からうかがえる。「俳優たちが作品を選ぶ基準は全部違います。僕の場合は、キャラクターよりはシナリオをもっと重要に考えます。どんな物語なのかにさらに関心を持ちます。シナリオに接する時に、時には予算が大きな映画ではないけど、ぜひ作られてほしい作品があるんです。そのような作品は、大体興行力がある俳優が出演しないと、投資が受けられず死蔵される、あるいは無かったことになる場合が多いです。僕はそんな大事な映画が死蔵されないように助ける俳優になりたいです。後でフィルモグラフィーを振り返った時に、恥ずかしい作品はなかったと思えるようにですね。今までもそうでした。悔しくなるほど後悔しそうな作品には出演していません。もちろん、もう少し準備をして、慎重に選んだらよかったと残念に思う作品はありますけど。ハハハ」ところで、この事件の元になった少女誘拐事件の内容を詳しく知りたいと思い、ネットで検索した。でも、書き込みをみつけることはできなかった。鉄人社の本で「映画になった戦慄の実話」シリーズにて、新たに取り上げてもらえないだろうかと、ひそかにぼくは願っている。     

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