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のびたの日記

ひもじさも 笑って詠める 今ありて 

2016年11月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



衣食足りて 礼節を知る
まさしく そうだろう 食べるものが無かった戦後すぐの時代 それは心も荒廃していた
ようやく食べるもの 住むところが安定して始めて 人間の心を取り戻す
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すると 人間は 違う欲に走る 
金欲 物欲 出世欲から 性欲 貪欲etc 108では収まらないかも知れない
金持ちなどは 貧乏のことなど忘れてしまう もともと恵まれて育った者も同類か
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ひもじい・・・私の小学生時代 何も無ければ どんなものも食した
つつじの花から こおろぎ マツムシ 蛇 蛙 生きるためになんでも食べた
何も無い冬 空腹を満たすために雪に醤油をかけてお腹に入れる
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低学年の遠足 山の中から町まで歩く
川のそばで昼食 私は弁当など持てない 皆と離れて川を見つめていた
先生がそばに来て弁当を分けてくれた りんごも貰った あの恩は今でも忘れない
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家の中にまで 雪が降ってくるあばら家 干し大根の葉も尽きる
おしんのドラマのダイコン飯 あんなに米は無い 米なんて食べられない
今は 贅沢ではないが食が足りて ひもじい時代も笑い話で披露できるのだ
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亀戸天神と亀戸駅の中間に 梅屋敷がある
江戸時代にあった梅屋敷を意識して 現在は亀戸名産を販売したりお休み処がある
時には ここで 落語会の催しもある 私はまだ聞いたことが無い
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入り口に こんな歌が詠まれている
『恋しさと 飢えと 寒さを比ぶれば 恥ずかしながら ひもじさが先』
百人一首に 『逢いみての 後の心に比ぶれば 昔はものを 思わざるなり』 がある
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このパロディか 発想された歌なのだろうか
ウォーキングの時にいつも通るが 誰が詠んだか分からないでいた
特にそんなに気にもしていなかったと言うのが 正直だろう
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昨日 思い出して ネットで調べてみた
落語の 「大名房五郎」 宇野信夫作 三遊亭円生が演じたそうだ
この中に この歌が出てくる 話は面白いが概略次のようである
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房五郎とは下谷車坂に住む大工 独身である
腕が良くて 家の設計も抜群で大名屋敷なども出入りして収入はかなりある
あまりにも腕も頭が切れるから 人呼んで大名の落とし子かとも言われた
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それなのに 金は持たない 恵まれない人たちに施しをして歩くからだ
ある金持ちから家の発注を受けた かなりの吝嗇で有名である
彼は受けないだろうと他人が言ったが 金が無ければ施しも出来ないと出かけた
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11代将軍家斉の時代 時に浅間山の大噴火 天明の大飢饉が江戸を襲っていた
ケチ一徹の見下しで 話は破断して帰った 房五郎とて面白くない
彼は他に 書画骨董の目利きも長けていた ある日 その金持ちを品評会に誘った
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偽の画を廻りと共謀して吊り上げ 200両の大金で落とさせた それで施しが出来た
その金持ちは近所中に自慢して その画を披露したが ついに偽物して分かる
房五郎が言う 本物を渡すから 人生苦しい時に見て欲しい
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偽物は 心が晴れて居る時に見ればよい どんなものも本物に見えるだろう
所であの金はどうしたんだ? みんな米に変えたのか?
はい 旦那様の欲があまり深いので あなたの金を食い物にしました
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この話の中に この短歌が出てくる
『恋しさと 飢えと 寒さを比ぶれば 恥ずかしながら ひもじさが先』
そうだったのか ようやく この歌の謎(笑)が解けた
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さあ 今日は下町のうたごえ亀戸だ
大きなホールに 100名程度参加される 外は冬の気温らしい
ひもじい時代も一緒に生き抜いてきた同世代の仲間たち 今は幸せを分かち合う
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        ?最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m
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