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尺八と横笛吹きの独り言

本調子と二上がり・・・・・いまだに腑に落ちないもの 

2016年10月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●三味線の調弦の本調子、二上がりについては・・・・・
以前にブログでもこの問答がありました。
あれから数年・・・・・まだまだ腑に落ちません。

ここに書いてまとめたものは、以前の記事から引用したり、ない頭で考えたり調べたりしただけのものです・・・・・やはり理解度が低く、まだモヤモヤ感は否めない。
実践しているのですが、理屈がいまいちモヤモヤ・・・・・

・・・・・とりあえず、書いて・・・・・それから考えようということとなりました。

間違いや勘違いがあるかと思います。三味線を弾いて体験すれば理解できるのでしょうが?
いまからそれは無理じゃ・・・・・どうしたもんじゃろ。
とりあえず、書いてみました。

●三味線の二上がり
写真下から1の糸(細い)、真ん中が2の糸、上が3の糸(太い)

三味線には3本の糸があり、調弦の仕方により本調子・二上がり・三下がりなどがある。1の糸・2の糸・3の糸との音程間隔の違いによりこれらを調弦する。
・・・・・基本となるのが本調子の調弦である。・・・・・
尺八1尺8寸、三味線6本のとき、1の糸・2の糸・3の糸との音程間隔は西洋音階でいうレ・ソ・レ(オクターブ高いレ)の音程間隔が本調子。
二上がりの「調弦」では本調子の音程感覚に対して真ん中の2の糸だけを、2律上げた調弦方法になる。西洋音階ではレ・ラ・レの音程間隔になる。(2の糸のソからラは2律差)
本調子の1と3の糸は同じ調弦でレとオクターブ高いレ。
2の糸だけを上げるから二上がり、同じく本調子で1と3の糸は同じ調弦で3の糸だけを2律下げるのを三下がりという。

●三味線と尺八との調弦
・・・・・1尺8寸尺八で三味線と合わせる場合の例・・・・・
)楪柑劼任旅腓錣司
1の糸は尺八の乙(オツ)「ロ」・2の糸は「レ」・3の糸はオクターブ上の甲(カン)「ロ」に合わせて三味線の調弦をする。
省略して尺八ではロ・レ・ロで合わせる。
西洋音階でレ・ラ・レになり、ピアノコードでD・G・Dになる。
ロ(1の糸)とレ(2の糸)では完全5度差、レ(2の糸)とロ(3の糸)とは完全4度差、ロ(1の糸)とオクターブ高いロ(3の糸)とは完全8度差がある。

二上がりでの合わせ方
1の糸は尺八の乙(オツ)「ロ」・2の糸は本調子の「レ」より2律高い「チ」・3の糸はオクターブ上の甲(カン)「ロ」に合わせて三味線の調弦をする。
省略して尺八ではロ・チ・ロで合わせる。
西洋音階でレ・ソ・レになり、ピアノコードでD・A・Dになる。
ロ(1の糸)とチ(2の糸)では完全4度差、レ(2の糸)とロ(3の糸)とは完全5度差、ロ(1の糸)とオクターブ高いロ(3の糸)とは完全8度差がある。

 
写真は尺八1尺8寸管の運指穴

●本調子と二上がり問答(本調子と二上がりの関係)
〇位線が本調子の曲を二上がりに調弦して弾くと本調子より5律下げた男性キーに変化できる。
1の糸と3の糸は同じ張りで(同本数)ありながら、2の糸だけを2律上げることで、5律低い低音の男性のキーで弾ける。(河童さん)

∨楪柑劼良簗未5律下げた譜が二上がりの符面になる。

尺八で本調子の曲を二上がりで吹くには、本調子の譜を5律低く移調して5律高い管で吹けばよい(tydさん)。
5律高い管のチで三味線の1の糸を合わせる。
尺八ではこれをチ調、または裏吹きともいう。(5律(寸)高い管で移調して吹く)
長い管で吹くより、吹きやすく運指が楽になったり、音色に味が出る場合がある。
※貝殻節を2尺2寸本調子を5律高い1尺7寸二上がりで吹く

5律違いの本調子と二上がり、どちらが弾きやすいかというとそれぞれです。貝殻節も慣れれば同じ。
低い本調子で弾くよりも、高めの二上がりで弾くほうが三味線の音は通るし、明るい感じになる。

 
●写真は尺八の唄口。1尺8寸管。民謡琴古尺八。

テ鷯紊りで弾くと、本調子より明るくなりさらに手が本調子より簡単になるようだ。しかし軽薄になる嫌いがある。(くまりんさん)

λ楪柑劼巴討と張りはないがどっしりとした音になる。
津軽甚句や鰺ヶ沢甚句、こきりこ節などは本来は本調子の曲だが、二上がりにしたほうが手は簡単なので安易にこちらに流れている。しかしどっしり感がなくなる・・・・これらの曲は本来の本調子にすべきだ。
(くまりんさん)

男性であまりにも声が低いとゆるめすぎて張りがなくなるので、本調子よりも5律低い二上がりを使う場合がある。

本調子と同じ1の糸の音トリで、二上がりの場合は、三味線の手を変えて、5律低いメロディーを引くわけだ。(河童さん)

1と3の糸の張り具合は本調子と二上がりともに乙ロと甲ロの同じ音程でも、弾くツボの位置が二上がりは本調子に比べて5律低い位置にある。(tydさん)

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