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俺たちの終活　

2016年09月26日
テーマ：テーマ無し

昨日に続いて、晴れ。

夏の名残か
少し蒸し暑いが耐えられないほどではない。

昼前にコーヒーショップへ。

カメラマンが
いつものようにホットドッグを食べている。

ヨッ、生きてたか、
そっちもな、なんて挨拶。

カメラマンが、
このところ体調が悪くて
かなわんよ、とため息交じり。

夏の間、
昼夜逆転の生活だったから
そのせいだろ、と突き放す。

そろそろ終活かな、なんて
弱気な事だこと。

終活は、
財産と家族のある奴がすることなんだよ、
俺たちみたいに
財産もなく、家族も居ないもんは
終活なんかする必要がないのさ。

もし突然死んだら、どうなる？

無縁仏として
寺に投げ込んでやるよ。

それなら、
尼寺にしてくれよな、
それも４０代までの
キレイな尼さんが居るとこ…
間違っても外人墓地なんかに投げ込むなよ、
英語、分からないんだから。

分かったよ、
だけど、
すぐに投げ返されたらどうする？

３回までトライしてくれ、
仏の顔も三度って言うだろ。

面倒臭いなあ…
一度投げ込まれたら、
死んでも離さないって
尼さんにしがみついてろ。

頑張るぜ。


こいつと話していると、
ときどき
現実と架空の境目が分からなくなる。

それにしても、
無縁仏にとっては
終活でさえ
縁がないんだなあ…

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