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のびたの日記

旅想う しばし眼を閉じ 風の盆 

2016年09月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



盆踊りと言えば 阿波踊り よさこい踊り のように賑やかなものが普通である
また形を変えて 青森のねぶた 秋田の竿灯があるが 日本の盆踊りと言えばこれらが主流である
ところが越中八尾の 『風の盆』 だけは 幽玄の世界に引き込まれるような踊りと流しが特色だ
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すすり泣くような胡弓の音色に乗せて 哀切感さえ漂う
1985年 高橋治が ≪風の盆恋歌≫を発表すると 一躍 全国的に有名になった
小さな町の静かな盆踊りが 脚光を浴び 全国から観光客が押し寄せるようになった
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私もクラブツーリズムの添乗員になって 何度かお客様をご案内したが この混雑が大変である
近くまでバスで行こうなら 大変な渋滞に巻き込まれる
街の中心部まで誘導していくのも 大混雑であり お客様も必死で着いて来る
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日本の道百選にも選ばれた石畳が風情がある
ここに流しの踊りが来るが 狭い道路の端で 多くの方の頭越しに見る 伸びあがったりするが見にくい
ツアーの大半は近くの宿は取れないから 宿は富山や金沢のホテルまで戻る
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臨時列車がこの日は多く出る 踊りが終わると既に夜中の12時頃 八尾の駅まで案内して乗車する
他の祭りでもそうであるが 宿泊ホテルはかなり遠距離 深夜の帰着 午前2時や3時になる例が多い
弘前のねぷた 桜の季節 岩手の安比周辺のリゾートが宿泊地となるのが普通で現地泊は稀のことだ
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風の盆に似たような盆踊りが 秋田にある
西馬音内(にしもない)盆踊り は 深編笠をかぶり 彦佐頭巾で顔を隠す
衣装は端切れを縫い合わす 特徴あるもので ここも静かな踊りだ
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やはり新しいものを開拓する旅行業者によって 小さな町は大混雑となって行った
街から1キロ以上離れた臨時駐車場は 50台以上のバスがずらりと並ぶ
八尾よりさらに狭い路地で 流しの踊りが出るが 見るのは人垣の間からで かなり苦労する
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戻って 風の盆は もっと静かに 本来の姿で見たいと言う観光客との要望に旅行社が応える
地元の全面協力によって 風の盆の規模で 同じように見られる様にしたのが 『月見のおわら』 だ
クラブツーリズムの宣伝になってしまうがここが主催 元添乗員としても むしろ こちらを勧めたい
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今日と明日 越中八尾で 風の盆と同じ 月見のおわら お盆の時より少し落ち着いて見られる
勿論 街を挙げての全面協力だから 本番と変わらない
旅行雑誌を見ていたら 何度も行った風の盆の風景が目に浮かんで懐かしい
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越中八尾は 曳山の祭りと風の盆を除いて 普段は観光客の姿は殆ど無い静かな町である
山間部の神通川の支流 井田川沿いに 高さ20m位の石垣を築いて その上に町が出来ている
下から見ると 城郭都市の感さえある 旧市街は木造家屋 町屋風の建物が風情がある
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私は一度 その静かな町を一度歩いた
ここに あの大混雑する 哀切の風の盆があるなんて思えない
わずかに石畳が 列をなして静かに踊る足元を思い出す 風だけが胡弓の音に似てヒューと鳴った
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  ?最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m
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