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心 どまり

諺 (コトワザ) 

2016年05月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:言霊・メッセージ

 先週から孫(たー君)の通う中学校では、熱中症対策として水筒持参になりました。
水筒の中身は、スポーツドリンクやお茶・お水のいずれかですが、孫は『お水』を入れて持って行きます。

 此のお水は、孫がアトピーと診断された二歳の時以来、十年以上お取り寄せをしている鹿児島のお水です。
アトピー性皮膚炎には、塩素を含む水道水は控えた方が良いとの事ですので、その時に浄水器も設置しましたし、浴槽のお湯にも塩素を緩和します入浴剤を入れています。

 今朝の事です。
孫の水筒の準備をしておりますと

「ね〜ちさ!『旅の物でござる』って言った?」

「アッ! そうね!神様旅の者でございます。
 どうぞお許し下さいませ。」

そのような孫と娘の会話が聞こえて来ましたので、振り向いて見ますと、朝ごはんを食べている孫のお隣で、娘が孫の制服の糸で縫い付けて有るネームプレートのほずれを直す為に、針に糸を通している処でした。

 因みに娘は、孫に自身の事をママとか、お母さんとかは呼ばせずに、『ちいちゃん』とか『ちさ』と呼ばせております。
日本では、まだ抵抗がありますが、海外では親子でもファーストネームで呼び合いますのは普通の事です。

 子供にファーストネームで呼ばれる母親は、『優しい母親に成る』と言う心理学的統計も有る様です。
夫婦間でも、ファーストネームで呼ばれている妻は、『夫に対して優しくなれる』と言う様な、似た数値が現れるそうです。

 二人の会話を聞いておりまして、とても微笑ましく、遂、笑みがこぼれました。
その俗言の謂れは、以前、ブログ『旅の者でござる』をUP致しております。

 http://www.senior-navi.com/user/blog/diary_detail269366.html


 常々、孫達に折に触れ言っておりました先人達の『戒め』や『言い伝え』が理解して来て貰えているようです。
古人(イニシエビト)の言う所の『縁起が悪い!』と言う言葉も、『戒め』を言い変えたもので、何事にも、どんな時にも『気を付けなさい!』と言う事なのです。

 「ことわざ」の「こと」は『言葉』で、「わざ」は、『技』の事です。
行為や働きを意味しまして、「言葉の技(ワザ)」それが「ことわざ」の本来の意味と言えるのでしょう。

 ですから、ほんの僅かな『語』でも、人を感動させたり、勇気を与える事も有りますし、時には厳しく、時には優しく、又、時には素直に、時には皮肉にも受け取れるのでしょう。

 諺の中には、歯に衣着せないシビアな表現もありますので、時と場合を考えずに、無闇矢鱈(ムヤミヤタラ)に使いますと相手を傷つけてしまう場合もありますので要注意です。

 お水の入ったグラスを手にした孫が行き成り

「ねえ〜ばあば!『水は方円の器に従う』って言う意味
 知ってる?」

「ええーッ!・・・
 知ってるけど、たー君どうして、そんな難しい諺
 知っているの?」

 「東方プロジェクトに載ってたんだ!」

 東方プロジェクトとは、ニコ動やYouTubeにUPされています、二次創作動画の事です。
最近、子供達の間では、所謂(イワユル)俗言(諺や言い伝え等)や熟語・慣用句等もコミック化されていますので、中高年の私達よりも詳しいかも知れません。
 
「”液体は、入れる器の形になる”と言う意味だけど、
 それはね、人と言う者は、友人や環境によって善くも
 悪くもなると言う例えなのよ。
 元々の意味はね、人民の善悪は、政治家やその政治の
 善悪によると言う意味なんだけどね!方はね  」

「知ってる!四角形。円は丸! 」

「それじゃあね たー君! 水に絡みの諺でね、
 『水の恩はおくられぬ』って言うのも有るのよ!
 後で、ググって自分でどう言う意味か調べてみてね!」

「うん、わかった〜 アッ!それからこの前、H君がね、
 いつもみんなの事を色々言っているT君ににね、
 『易者身の上知らず』って怒ってたよ!」
 
「あら まあ〜Hちゃんが!凄いね〜(ウフ)」


 
【水の恩はおくられぬ】
日本に伝わる水の言葉で、水の恩恵の大きい事です。「親と水の恩はおくられぬ」「親の恩は送っても水の恩は送られぬ」とも言います。
また似たものに「水の恩ばかりは報われぬ」。
水は人間が生きてゆく上に一日も欠かす事の出来ないものであり、その恩恵は計り知れない。恩恵の大きい事の例えにも使われる。【引用 ことわざ辞典】

【易者身の上知らず】
易者は他人の運命は占うが、自分の運命に関しては全くわからないと言う意で、他人の事は色々わかるが、自分の事になると正しい判断が出来ない事の例え。
また、他人を批判するより自分を省みよ、の意味にも用いる。
(類義語)人相見の我が身知らず / 陰陽師身の上知らず / 医者の不養生 / 紺屋の白袴 / 坊主の不信心 / 儒者の不身持ち / 髪結いの乱れ髪【引用 ことわざ辞典】



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かにさん

良香さん

お帰りなさい♪
プロフ画像で、もしかしたら?と思っていました。
戻って来て下さって、本当に嬉しいです。

>(関係ないかもしれませんが・・・)

そんな事はありませんよ!
牧師様の仰った事と、私がブログにUPしました事は、同じ意味だと思います。
コメントをありがとうございました。
どうぞ、又宜しくお願い致します。

2016/06/14 16:26:52

良香様

さん

またシニア・ナビに戻ってきました。

私の行っている牧師が言っていました。

「おかあさん」ではなく、名前を呼ぶこと。

そうすれば、親愛が保たれるそうです。

(関係ないかもしれませんが・・・)

2016/06/14 15:30:02

オアシスさんありがとうございます。

良香さん

「鷹の爪、豚の爪」ですか?
初耳です。何故、鷹と豚なのでしょうね?
「猫の爪」と言う所も有るようです。
調べてみましたが、理由は解りませんでした。

 当地では、「夜爪」は「世を詰める(早死にする)」
とも言われています。
又、夜に爪を切る時には、「明日は旅立ちやれ急がしや」
と呪文を唱え乍ら切る地域も有るそうです。
此の呪文も「旅の者でござる」に似ていません?
                  (*^-^*)v

 どれも、”充分注意しなさい””気を付けなさい”
と言う事なのでしょうね〜

2016/05/17 10:01:52

旅の者でござる

さん

って、初めて聞きました。
出針はいけないと育ったのですが、
「旅の者でござる」って、楽しくなりました(^_^)

夜爪を切る時、親の死に目に会えないといけないと
「鷹の爪、豚の爪」と言いながら、爪を切っていました。
なんとなく原理は似ている気がします〜(^_^)

2016/05/16 21:52:43

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