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のびたの日記

泣かないでね でも泣いても良いよ 

2016年04月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



娘と孫娘の3人旅を楽しく終えて帰った翌日から 介護施設への音楽訪問が3日間続いた
さすがに 少し疲れを覚えているのが実情である
しかし 介護施設には 待っている方が居て 楽しそうに歌っているのを見ると私も元気になる
 

 
3日間のある施設では 高齢の女性の一人が 私を引きつける
懐メロの類いを皆さんに歌って貰うが 都度 この女性は涙をぽろぽろと流す
泣きじゃくると言った方が良いのだろうか
 
この歌はね 懐かしいの 涙が出てきてしまうの
想い出がいっぱいあるのよ 
殆どの曲の終わった後に言っている 
 
永い人生だもの 辛さ苦しさは みんなが経験していること
それでも小さな喜びや幸せを上塗りして 今を生きている方たち 自分でも同じである
想い出があるって どんなことでも幸せだよ 私が声を掛けると頷く
 

 
ボランティアで 利用者さんが泣いてしまうような曲は避ける方も居る
ある程度 意識はするが 私は 一緒に心で共鳴する
軽度の認知症の方が多い施設では 特に なんにでも反応が大切なことだ
 
何かのきっかけで 思いだす そこから 記憶のかけらを見つけ出し 記憶の糸が見つかれば
薄れ行く記憶を たとえ少しでも呼び戻すことが出来るなら それは良いことなのである
泣いても良いよ 一緒に歌おうね 心で呼びかけながら 歌を続けた
 
別の施設では 数年 スタッフとしてあたってきた若い女性が 勤務地を変えると言う
辞める訳では無いから良いが 介護施設の職員は良く入れ替わりがある
ボランティアを続けて行くときに 新しいスタッフと慣れるまでにも時間がかかる
 
10年近く こうして あちこちの施設に通い続けていると 利用者さんの顔も覚えてしまう
ああ あの人の表情は今日は明るいな 逆に以前より症状が悪くなって行く方も分かる
良くなったケースもあるが 殆どは 顔色も元気も衰えて行く
 
でも そんな中で笑顔の時間が私とともにあったら 共に小さな幸せである
歌の持つ素晴らしい力を 笑顔に変えることが出来たら たとえ短い時間でも素敵なことだ
想い出を紡いで 記憶の糸を手繰り寄せ 一緒に泣こうよ 泣いても良いよ
 

 
昨日は個人確認の郵便物を本局に取りに行った
文化センターには 発行する広報誌に下町のうたごえの宣伝記事を届けに行く
どこかでゆっくり そう思って来月からうたごえを開催する本所地域プラザの喫茶にした
 

 
ここでは うたごえの仲間がボランティアで交替制で 喫茶コーナーを受け持っている
談笑しながら 美味しい珈琲を頂き 早いランチはチキンライス これも美味だった
今日は久しぶりのウォーキングが出来る 天気は快晴である
 
熊本地方の大地震で亡くなられた方にご冥福をお祈りします
重軽傷を負われた方や 被災された皆様に 心からお見舞い申し上げます
ブロ友の皆さんには お見舞い申し上げ 無事であることを願っています
 
 
     最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m
 
 
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