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兵庫県南部の島

さくら 

2016年04月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

夕方に、畑から帰宅途中の谷間の道を車で走っていた時に、すでに谷の両側の山の中に桜がポツン、ポツンと咲いていたのを見ました。誰があんな山路がないところに植えたのか、と思いながら家に着いた。この谷を出たところに天神さんがあり、菅原道真の伝説地がある。

桜の歌では知らない人がないと思うが、桜のこの歌を歌いながら、山に咲く桜の木の下でお握りを食べたいものだ。


『さくら さくら 弥生の空は 見渡すかぎり
 霞か雲か 匂いぞ出ずる
 いざや いざや 見にゆかん』 (明治21年10月)


『さくら さくら 野山も里も 見わたす限り
 かすみか雲か 朝日ににおう
 さくら さくら 花ざかり』
            (昭和16年 文部省)

桜の花の匂いも良いものですが、最近は私は花粉症で匂いもあまり感じなくなりました。ほのかな香りですから、空気の汚れもあるのかもしれません。

花びらが散る時の悲しさもあります。きれいな花びらがハラハラと濡れた歩道に落ちて、その上を歩く人の足。


「甃のうえ」  三好達治

『あはれ花びらながれ をみなごに花びらながれ
 おみなごしめやかに 語らひあゆみ
 うららかの跫音 空に流れ
 おりふしに瞳をあげて
 翳りなきみ寺の春をすぎゆくなり

 み寺の甍 みどりにうるほひ
 廂々に  風鐸のすがたしづかなれば
 ひとりなる 
 わが身の影をあゆまする甃のうへ』



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