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映画が一番!

オリエント急行殺人事件 

2016年01月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日は成人式。
私にとっては遠い昔の話ですが、
青少年から大人へと、脱皮する記念すべき日。
混沌とした世の中ですが、”青年は荒野をめざす”と
安易な道を選ばず、困難に挑戦して
若者の力で素晴らしい世界を作って欲しい。
勿論、シニアの我々のバックアップは当然です。

今日の映画紹介は「オリエント急行殺人事件」。
BSプレミアムで2016年1月11日(月)13:00〜放送。

2016年はアガサ・クリスティーが亡くなって40年。
これを記念しての放送ではないでしょうが
彼女の代表作を国際的なオールスターキャストで
映画化した”密室”ミステリー作品。

パリからトルコのイスタンブールまで約3000kmを
結ぶ国際急行列車のオリエント急行は、
1883年10月4日に開通。何度かの路線変更ののち、
1977年に廃止になるまで、その豪華な旅は
ヨーロッパ人の東洋への憧れを誘って来た。

冒頭のミステリーを構成するお膳立てがいいですね。
豪華な列車に乗り込む、きらびやかな上流階級の人々。

モノクロで1932年、アメリカで実際に起きた
リンドバーグの息子の誘拐殺人をモチーフとした
シーンを見せて、この事件が密室殺人事件を解く鍵と
なる伏線とするなど、よく練られています。

ベルギー人の有名な探偵の
エルキュール・ポワロ(A・フィニー)は
ロンドンへの帰途につくところだったが
オリエント急行の一等寝台車は満員だった。
が、友人で鉄道会社の重役の
ビアンキ(M・バルサム)の取り計らいで
なんとかコンパートメントで落ちつくことが出来た。

三日間の旅が始まった。
二日目の深夜、列車が雪で立往生してしまう。
ポワロは周囲の静寂で眼をさました。
隣室で人が呻く声を聞いたような気がしたのだ。
同時に車掌を呼ぶベルが鋭く廊下に響いた。

オリエント急行は雪の中に立往生したまま朝を迎えた。
そしてポワロの隣りのコンパートメントにいた
アメリカ人の億万長者ラチェット(R・ウィドマーク)が、
刃物で身体中を刺されて死んでいるのを
召使いのベドース(J・ギールガッド)とポワロが発見。

ポワロは国籍も身分も異なる同じ一等寝台の車掌と
十二人の乗客たちの尋問を始めた。

まずはラチェットの秘書ヘクター(A・パーキンス)、
さらにこの車輌の車掌のピエール(J・P・カッセル)、
ベドーズ、ハバード夫人(L・バコール)、
英語教師グレタ・オルソン(I・バーグマン)、
ハンガリーの外交官アンドレニ伯爵(M・ヨーク)と
その夫人(J・ビセット)、
ドラゴミロフ公爵夫人(W・ヒラー)と
その召使ヒルデガード・シュミット(R・ロバーツ)、
英国軍人アーバスノット大佐(S・コネリー)、
メアリー・デベナム(V・レッドグレイブ)、
車のセールスマン、フォスカレリ(D・クイリー)、
私立探偵と名のるハードマン(C・ブレイクリー)の順だった。

”では、食堂主任に席を用意させて下さい。
ビアンキと医師と私が皆さんの前で
事件の絵解きをします”と、
ポアロの鮮やかな推理が驚くべき答えを導き出す。

オールスターキャストが魅力的ですね。
特に59歳のイングリッド・バーグマンの演技力は
アカデミー助演女優賞を受賞しています。

又、テーマ曲は13番目の登場人物と言われるほど
リチャード・ロドニー・ベネットの曲は
ミステリー映画にしてはめずらしい華麗なワルツです。
1975年(昭和50年)制作。
監督は「十二人の怒れる男」のシドニー・ルメット。



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クライマックスシーン

yinanさん

あーみんさん、今晩は〜!
お兄さんと一緒に見られたとは想い出の映画ですね。

そうなんですよね、原作を読んで映画を見るか、
映画を見て原作を読むか、難しいところです。
原則的に先入観無しに映画を見たいので私は
映画を見てから本を読むようにしています。

ポアロがゼントルマンというより、
鼻もちならない人物として描かれているのが
面白いですね。

2016/01/13 17:38:05

全員ようぎしゃ?!

あーみんさん

就職で上京後
何もかもが珍しい私を
一足先に上京していた兄が
時々 映画館に
誘ってくれました。

その当時
新作映画と
少し古いけど
外せない映画
三本立てを
上映していたところが
あちこち ありました。

ええええ〜!
全員〜(*_*)
ウソっ!うそっ!

力無く だけど
力を込めた 老女

泣きました(>_<。)

都会の映画館に
尊敬の心も…。

兄を ふと見ると
ふふん!
小説で読むだけのものじゃ
ないだろ!

映画は
わかりやすいだろ!!と
言わんばかりでした。

2016/01/13 15:16:13

何度見ても

yinanさん

シシーマニアさん、おはようございます!

この作品は順風満帆の人生を送っていたアガサが
母の死、離婚と傷心の時、オリエント急行に乗り、
旅先で新しい恋人を得て結婚、尚且つ
新婚旅行で又、この列車を利用した時の旅で
アイデアを得て、この本が出来たようです。

三谷ワールドの映画もさることながら、
やはりオリジナルがいいですね。

2016/01/12 08:28:58

久々に、又見てみます。

シシーマニアさん

素晴らしい映画でしたね。私も昨年、三谷作品のドラマの後、DVDを購入して見ました。

三谷作品との比較も面白かったです。イングリッド・バーグマンの役を、元アナウンサーが演じていた意外性には、舌を巻きました。誰が演じても、不満が残るでしょうから・・。
あの豪奢な列車内の食事風景など、忘れられない場面がたくさんありました。

2016/01/11 10:54:38

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