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失楽園 

2015年12月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!
新国立競技場の2案が公表されました。
デザインを見る限り、以前の宇宙船のような
スタイルより周辺に調和していていいですね。。

今日の映画紹介は「失楽園」。
BS-TBSで2015年12月15日(火)21:00〜放送。

ご存知のように、
渡辺淳一のベストセラー小説「失楽園」を映画化 。
TVドラマで見た人も多いでしょう。

キャッチコピーは
"男と女はここまで愛しあえるのか。
渡辺文学の頂点、遂に映画化。息をのむ究極の愛"。

出版社の敏腕編集者の久木祥一郎(役所広司)は、
ある日突然、
編集の第一線から閑職の調査室配属を命じられる。

この降格人事に久木は自分の人生は
何だったのかと疑問を持ち始める。
そんな久木の前に、彼の友人・衣川(寺尾聰)が勤める
カルチャーセンターで書道の講師をしている
松原凛子(黒木瞳)という美しい人妻が現れる。

久木は彼女に魅かれて誘う。
彼女は淑やかな女性だったが、
久木の強引さとひたむきさに、彼を受け入れる。
貞淑だった凛子は、久木との情事を重ねるうちに、
いつのまにか性の歓びに囚われていく。

久木はマンションを借りて愛の巣とする。
性の陶酔の世界に没入していく二人。

そんな中、凛子の夫・晴彦(柴俊夫)は妻の不貞を知るが
晴彦はあえて離婚しないことで凛子を苦しめようとする。

一方、久木の妻・文枝(星野知子)は
離婚してほしいと要求する。

春彦は久木の会社へ、告発文を送り、
久木は会社を辞める事になる。

不倫という泥沼に落ちた二人は
”至高の愛の瞬間のまま死ねたら”と…。

『失楽園』 とは、本来はイギリスの17世紀の
詩人、ジョン・ミルトンによる旧約聖書の『創世記』を
テーマにした叙事詩。

昨日、紹介した「コンスタンティン」に登場した
神に逆らった堕天使ルシファーの再起と、
ルシファーの人間に対する嫉妬、そして
ルシファーの謀略により楽園追放されるも、
その罪を自覚して甘受し楽園を去る人間の姿を描いている。

これを踏まえると、久木と凛子は心の奥深くに住む
ルシファーにそそのかされて、
加えて、自ら望んで「失楽園」へ逃避したのでしょう。

アダムとイブのこの世界で、二人は「失楽園」ではなく
「快楽園?」として選んだのでしょう。
下世話風に言えば現実にどこかで起ている
性と愛と浮気と不倫の話。

人間の心にあるダークサイドに落ちていく話ですが、
さて、私だったらどうするだろうか?
人間は複雑で理解し難い生き物のようです。

監督は森田芳光。1997年(平成9年)制作。



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