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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

困った「マイナンバー」 

2015年12月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 配達が遅れたり、受取人不在で返送が多数出たりしている

「マイナンバー」ですが、我が家には早々に届きました。

年明けには利用が始まると言いますが、

最初の配達からつまずいているようで、先行きと

お手並みをじっくり拝見しようではありませんか。

 

 国民一人一人に固有の番号を付けて年金や税金、健康保険など

幅広い分野で情報を一元化して行政を横断的、効率的に進めることは

もちろん重要で、この制度自体の目的、意義は否定できないでしょう。

 

しかし、半世紀ほど昔、国民総背番号制導入が物議を醸して頓挫し、

現在の住基ネットや同カードの発行も、

有っても無くてもほとんど意義がなくなっているのは

行政側の情報管理が信頼できないからであることを忘れてはなりません。

 

それが証拠に、もう「マイナンバー」導入に絡んで

汚職に手を染めた役人が出ているではありませんか。

サイバー・セキュリティの強固な防御システムと体制の構築は

極めて貧弱、加えて個人情報を扱う役人の規範意識が軟弱であっては

この制度に頼って安心するわけにはいかないのです。

 

 きつい言い方ですが、いつか必ず「マイナンバー」の大量の個人情報が

外部に流出し、悪用される事件が起こるような気がします。

また、日本が紛争・戦争に巻き込まれると、国家がこの情報を

最大限利用するのは確実でしょう。

本当に、大丈夫なのでしょうか。恐ろしい事です。

 

 話変わって、「マイナンバー」という名前は不思議で滑稽でもあり

何とか変更する訳にはいかないのでしょうか。

「マイホーム」とか「マイカー」と同様にこの「マイ」は「個人(所有)の」の

意味で使っていることはよく知っています。

 

 しかし、英語のMyにはそのような意味は全くないし、

それが英語だと思って「What is your my number?」などと聞けば

聞かれた方は「???」です。漫才並みのおかしさですね。

個人を識別する番号をどうしても英語で言いたいのならば

National Identification Numberなどとすれば問題なしです。

 

 「マイナンバー」は「個人番号」、そのカードは「個人番号カード」が

正式な名称のようです。

ならば、通称とは言え、おかしなカタカナ語を使う必要などなく、

そのまま正式名称使えば良いではありませんか。

ぜひ、この際「マイナンバー」という名称を無くして欲しいものです。

 

 私のこのブログは8月以来更新が途絶えていました。

安保関連法案が強行採決されるなど理不尽な日本の政治に

嫌気が差して、原稿を書く意欲が失せてしまっていたからです。

今回を機に、気が向けば新しいテーマで少しずつ書いてみようと

思っていますので、時々覘いていただきますよう、お願いたします。

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