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映画が一番!

壬生義士伝 

2015年11月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

今日の映画紹介は「壬生義士伝」。
BSプレミアムで2015年11月23日(月)13:00〜放送。
2003年1月に観た時の感想文です。

原作は浅田次郎の初の時代小説。
監督は「おくりびと」の滝田洋二郎。
キャッチコピーは
”愛する者のために涙を切り、人を斬る”。

冒頭のシーンは東京市、明治三十二年の冬。
満州への引っ越し準備をしている大野医院の
大野千秋(村田雄浩)のところへ病気の孫を
連れてやってきた老人・斎藤一(佐藤浩市)は、
偶然にかつて新選組で一緒に戦った
隊士・吉村貫一郎(中井貴一)の写真を見つける。

斎藤は町医者の大野に問わず語り、
昔を思い出しながら話す物語から京都の新選組へ。

幕末の京都・壬生の新撰組に一人の浪人が入隊してきた。
その男は盛岡の南部藩出身の吉村貫一郎と名乗る
はみすぼらしい身なりの田舎侍だったが、
これまでに何人もの人を斬り殺してきた剣の達人だった。

しかし、他の隊士たちと違って、彼は死ぬことを避け、
お金に執着する貫一郎だった。
全ては、故郷で貧困に喘ぐ家族のため。
脱藩までして新選組に入隊した彼には、金を稼ぎ、
愛する家族のために生き残る必要があったのだ。

そんな貫一郎に、近藤勇も一目置く斎藤一は嫌悪を感じて
辻斬りで彼を殺そうとするが…。

見どころはネタばらしになるが、
ラストの切腹を覚悟する場面ですね。
かつての親友であり今は南部藩の重役である
大野次郎右衛門(三宅裕司)は
吉村に断腸の思いで切腹を命じる。

満身創痍の吉村が自問自答しながら、
家族に対し先に死んでいく許しを請う一人芝居は
中井貴一の最高の演技でした。

新選組で名の知られた隊員でなく、名も無い一人の田舎侍に
スポットライトをあてて、家族のために、サムライとして
その義に生きる愚直なまでなその生き様を描いた映画。



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