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心 どまり
言葉は時代と共に
2015年11月12日
テーマ:言霊・メッセージ
此れは、Nさんが書かれていらっしゃったブログ「ご苦労様とお疲れさま」にコメントさせて頂いたものです。
『お疲れさま』『ご苦労様』の言葉は、文部科学省認定資格試験の「ビジネス能力検定」に出題される程ですから、使い方は大切だと思いますし、私自身の記録としても、残して置きたいと思いましてUPさせて頂きました。
【参考文献 ビジネス能力検定教科書他】
「ご苦労様」の本来の意味は、役目・役割・苦労に対する労(ねぎら)いと感謝を込めた言葉です。
「お疲れ様」は、仕事以外の、遊びやレジャー・レクリエーションが終了した時に「無事終わっって良かったね!お疲れ様」と言う感じで使いますし、会社等で、同僚同士の退社時の挨拶にも使われます。
しかし、平社員の定年退職時の送別会等、主役を引き立てる場面では「長い間ご苦労様でした」が適切のようです。
1989年2月24日付け朝日新聞夕刊には、昭和天皇の「大喪の礼」の日(同日)、前夜の午後8時から葬列を待っていた74歳の男性は、
「『心からご苦労様でした』と言って見送らして貰いました。」
と話したと言う旨の記事が、掲載されていたそうです。
此の事からも解かりますように、『ご苦労様』と言う言葉は、公的な役割に対する労(ねぎら)いと、感謝の言葉でありまして、目下ではなく、目上の人に対して使う言葉でした。
処が、処がですよ!
最近の新人研修(ビジネスマナー)では、『ご苦労様』は目上から目下、『お疲れ様』は目下から目上、『お疲れ様』を使用しておいた方が無難である。と教えます。
しかしこれは「言葉は時代と共に変化するもの」と言う事ではなく、間違った教え方をした結果、現代では変な使い方になってしまった、と言う事なのだそうです。
昔の人は『ご苦労様』と言う言葉の意味を正しく理解して使っていた為、目上の人に対して使う事の方が多かったようです。
つまり、最近のビジネスマナーとしての教え方が、おかしいわけですが、時代の流れと共に、正当化されてしまったのでしょう!
因みに、今使われている言葉で、「全然」や「とても」は、肯定的に使われますが、本来は、「全然出来なかった」とか「とても無理よ」等、否定的に使うものでした。
この様に、間違った言葉使いが、通常化する事は、古来から多々有りました。
送別会等では、『ありがとうございました』や『お世話になりなした』の方が思いが通じるでしょうし、普段 上司に対しての労いの言葉は、『お疲れ様でした』になるのでしょう。
本当に、言葉は難しいですね!
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もう忘れてましたが、
会社では昔の方で教えられました(社外の人と上司にはお疲れ様と言うなと)。
シニア仲間との付き合いになってからは、「お疲れ様」ばかりですね。
クラブの先生に言う時は、「ご苦労様」と使い分けてましたが、最近はもうどうでもいいやと。
これから先生には丁寧に「お疲れ様」、仲間には「お、つかれさ〜ん」で。
2015/11/12 15:53:12
上司になったことのない私
本来なれば正しい日本語を使うべきでしょうが、「題名」の如くが運命なんでしょう。
まあ、上下言葉に拘泥しない実のある人間になりたいもんです。
2015/11/12 12:24:29
そうでしたか
昔と今で使い方が違うのですか。
会社生活の時も気持ちが通じれば良いと思い考えずに使っていたように思います。
これからは一平民ですから、皆平等、全く考えないと思います。
2015/11/12 08:15:18
勉強になりました
ありがとうございました。
私も、間違った事を教わっていたのですね。
しかし、そう、信じている上司がいる以上、まちがっていても、従うしかないのが、サラリーマンの辛いところです。
どちらにせよ、無難な言葉を用いるようにいたします。
2015/11/12 07:08:00