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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜 (十三) 耀子の狂態 

2015年05月19日 外部ブログ記事
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「今夜の耀子さんは、おかしいですよ」
彼の首に巻き付いてる腕をほどきながら、耀子の目を見つめた。
しかし妖艶さを漂わせているその目は、容赦なく彼を責め立てた。

「女にだって、性欲はあるのよ。
のぶこのおかげで、体の火照りが止まらないの。
ミタちゃん、お・ね・が・い。鎮めさせて」

言うが早いか、耀子は体を入れ替えて馬乗りになった。
そして彼の指を口に含んだ。
艶めかしく動く舌先が、彼の指先を弄び始めた。
「よ、耀子さん。そ、そんなことされたら‥‥」
「女に恥を、かかせちゃだめえ!」
耀子は彼の手を取ると、そのまま乳房へと誘導した。

「やめてください! 今夜の耀子さんは、耀子さんじゃない! 今夜の耀子さんは、嫌いだ!」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
振りほどきにかかる彼にすがりつくように、耀子が泣きじゃくった。
それでも彼は、強く振り払った。
「帰ります!」
初めて見る耀子の狂態が、彼の思考を完全に狂わせた。

「女にだって、性欲はあるのよ」
耀子の言葉が、彼の頭の中を縦横無尽に走り回る。
?お母さんも、そうなんだろうか?
行き場のない怒りが、彼の頭で渦巻いていた。
理解はできるのだ。しかし、許せなくもあった。
グルグルと回るそれを、彼は持て余した。

?いやだ! やっぱり、イヤだ!?
?女にも、性欲があるだって。冗談じゃない。僕のお母さんは、そんな女じゃない!?
彼の怒りは、耀子に向けられた。

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